ベテランCTB鈴木彩香・FL齊藤聖奈に訊く「今の日本代表は以前の日本代表ではない」 | ラグビージャパン365

ベテランCTB鈴木彩香・FL齊藤聖奈に訊く「今の日本代表は以前の日本代表ではない」

2022/07/31

文●編集部


南アフリカ戦とのテストマッチ第2戦を終え、2019年以来の15人制テストマッチ出場となったCTB鈴木彩香は「私達が何かを言うより、一人ひとりが自立していて次のステップに向かっている姿勢が見られた」とロッカールームでの雰囲気を話した。FL齊藤聖奈も「次回のアイルランド戦に向けた話を既にしていますし、ステップアップするための課題がたくさん見つかった試合だった」と振り返った。


CTB鈴木彩香

本当に正直言って自分にがっかりしていて、細かいミスっていうところは皆さんも感じたように、そこのパスが通っていればトライに繋がるようなプレーになったじゃないかっていうシーンを何度も作り出してしまったのが、久しぶりの代表戦といえども自分の責任だなというふうに痛感してます。




――いろいろな経験を得てテストマッチに出場する上でこれまでとは違うこと


やっぱり若いときは勢いに乗って、自分自身がチームを引っ張っていく立場ということを責任持ってやっていたんですけど、年齢を重ねていろんなキーワードとか経験とか悔しい部分もたくさん重ねてきたので、そういった部分でチームにとって今何が足りないのか、繋がりになるような役割を自分自身が形を変えてやっていこうっていう思いで今回の合宿に挑んでテストマッチに出場させていただきました。

久しぶりの代表戦となったCTB鈴木彩香は積極的に仕掛けた

久しぶりの代表戦となったCTB鈴木彩香は積極的に仕掛けた


――さきほど、悔しいという発言もありましたが、60分すぎの齊藤聖奈さんへのパスの部分がもしかしたらそれにあたるのかなと思いますが、どのあたりを修正すればどのくらいの期間で直りそうでしょうか。


あのバックスラインも私自身もそうだったんですけど、ちょっと流れてラストパスを放ってしまうような状況でミスが起きてしまっていました。うちのチームは両フランカーが大外にいて、(齊藤)聖奈だったり、(長田)いろはだったり、足の速いランナーが外にいて、そことリンケージしていいプレーを求められていたんですけどうまくコネクトができてなかった。その部分を修正できなかったので、フランカーたちとリンケージを取って縦に切っていくようなプレーをもう少し試合中にできたらよかったなと思ってます。

鈴木彩香から齊藤聖奈のパスが通れば・・・という場面だったが、タイミングがあわずノックオン

鈴木彩香から齊藤聖奈のパスが通れば・・・という場面だったが、タイミングがあわずノックオン


――試合後のチームの雰囲気は。若いチームだと特に勝てば喜ぶし、負ければ沈むし。ベテランの2人から若い選手にどういう言葉をかけましたか?


チームとしては釜石では勝利を収められましたが、私自身もホームの熊谷で勝利をお見せすることができず、他の選手同様に落ち込んでいました。負けを少し受け入れられない時間もありましたが、ロッカールームに戻ってきてからは選手それぞれが、あのプレーどうだったかという話も具体的に話せていたので、そういった面では以前の日本代表ではないのかなと感じます。

一人ひとりが自立して、次のステップに向かっている姿勢が見られたので、私達が何かを言うというよりは、各々がステップアップしていきたいというような雰囲気があったかなと思います。

FL齊藤聖奈

齊藤聖奈

齊藤聖奈


――釜石の時とは違う部分


前回の釜石戦では、もっとFW中心に攻めてきたんですけど、今回はBKまで展開して南アフリカの強みであるスピードとフィジカルを活かして、外で勝負してきたなというのが私の印象です。この一週間ですごく修正力の高いチームだなと感じました。

私達がその修正に対応できなかったのは、FWメインで突破してきたところがあったので、ディフェンスをFWの方に厚くしてしまい、外のディフェンスの薄かったところをつかれてしまったと思います。


――前回の試合同様に、FLからHOに入りましたが、齊藤さんが入ってからスクラムが押されなくなった印象があります。どのあたりを修正したのでしょうか。


南アフリカが、結構アーリーに入ってきたりというところがあったので、駆け引きしながら自分は組んでいたました。向こうの3番が外れて入ってくるところが見受けられたので、こちらはスクエアにまっすぐ組んでいるということをレフェリーにもアピールしながら組みました。



――何本もディフェンスで相手に刺さっていたと思いますが、チーム、個人としてディフェンスに対してどういう感触を得て、今後どうしていきたいか。


向こうの12番の選手はすごくキーマンの選手っていうのは自分たちもわかってたんですが、その選手に対してこっちは3人、4人かけないと止められないとていうのが修正できなかった。大きい選手に対しても、最低2人で止めれるようになりたい。


――試合後のチームの雰囲気は。若いチームだと特に勝てば喜ぶし、負ければ沈むし。ベテランの2人から若い選手にどういう言葉をかけましたか?


彩香さんがおっしゃったように、私達から何かいうみたいなことは本当にこのチームはなくて、若いんですけど、みんなしっかりリーダーシップが取れる自立した選手が多いので、本当に次回のアイルランド戦に向けた話をしていますし、次にステップアップするための課題がたくさん見つかった試合だったかなと思います。

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