名倉ひなの「あのトライで払拭できた、WTBのイメージ」 | ラグビージャパン365

名倉ひなの「あのトライで払拭できた、WTBのイメージ」

2022/08/30

文●編集部


27日のアイルランド代表とのテストマッチ第2戦、WTBとして先発した名倉ひなの(アルテミスターズ)は、後半の入り、貴重な追加点となるトライを決めた。

トライ直後CTB古田真菜・SH阿部恵らが駆け寄る

トライ直後CTB古田真菜・SH阿部恵らが駆け寄る


その時の様子を「あの瞬間に自分たちしかいないような時間ができた」と試合後話した。全員がコネクトできたからこそ、生まれたトライ。このトライが自身が思っていた「WTBのイメージ」を払拭するきっかけになったという。フィジカルでも負けない「大型WTB」として、世界の強豪と戦うために、ベスト8という目標に向けて前に進み続ける。

--トライについて


本当にみんなが繋いでくれたボールを私が最終的にもらい、(トライ)ゾーンにもっていくことができて、あの瞬間に自分たちしかいないような時間ができたので、すごく嬉しかった。

フィジカルの部分ではまけてはいなかったかなと思うんですけど、1対1の局面で、ゲインすることがあんまりできなかったので、次のワールドカップに向けてしっかりと個々の能力を高めていきたいと思います。


--今日は4500人の方がスタジアムで応援されていました。そういったことは力になりましたか?


代表ジャージを着て応援してくれるのは、すごく嬉しかったですし、声援もたくさん聞こえました。こんなに女子の試合で集まっていただけるのは光栄なことで励みになります。

--外側がうまく崩せたと思いますけど、これまでの試合と何が違った?


試合中に全員がオプションになるという目標を全員が遂行することができていたので、そこが相手のディフェンスを崩すことができたのかなと思います。それが今日の収穫だなと感じました。今日の試合のテーマは「深海」だったんですが、自分たちの「深海」に相手を引きずり下ろして、自分たちはプレッシャーに勝って「深海」に潜り込むということに全員が集中でき、自分たちのラグビーをすることができてすごく嬉しい。

--第1戦もテーマというのはあったのでしょうか?


はい。第1戦は「クローバーをもぎとる」だったと思います。




--最終的にトライが取れましたが、これまでなかなかトライを取れなかった。そうなると自信を失ったりすることもあったかと思いますが、それはどう乗り越えられた?


自分の中で、WTBイコールトライゲッターというイメージがすごくあって、少しでもゲインを取るということと、トライを取るということが私の中では別々だなって思っていました。今日トライをとることができて、そのイメージを払拭することもできました。全員がオプションになってしっかり外まで運んでくれたので、トライについてはすごくありがたかった。

(無理に)外で勝負するだけじゃなくて、内にも行けたし、キックというオプションもあったのでありがたかったです。



--今日の試合ではこれまでよりも多くのアタックのバリエーションが多くあったように見えました。なにか新しい取り組みをしていたりするのですか?


ずっとレスリーさんからも南キャプテンからも「自分たちのラグビーをしよう。今日新しいことをするんじゃなくて、今までやってきたことを自分たちの強みとしてやろう」という話だったので、そこを徹底してやることができたので、オプションだったり、しっかり結果を残すことができたと思います。


--先週の大敗からメンタル的な部分は?


プレッシャーに打ち勝つことを、本当に選手40人全員、スタッフも全員できたので、この1週間で修正することができたのでメンタルも成長できたのかなと思っています。



--このテストマッチ4戦、先週、落ちたところからまた今日の勝利で浮上するきっかけを掴めたと思いますが、ワールドカップへの思いは?


このテストマッチを日本で開催できたことがすごく嬉しいですし、ファンの方に女子ラグビーを知っていただくことができたこともすごく嬉しいです。やっぱり、中1週間で自分たちがどうやって修正していくのかというのを、毎練習、全員で話し合うことができたので、ワールドカップでも中5日だったりするので、テストマッチでそれができたのが良かった。

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