李承信「昨年より自身を持ってプレーできる」 | ラグビージャパン365

李承信「昨年より自身を持ってプレーできる」

2025/09/15

文●編集部


15日、パシフィック・ネーションズカップ2025準決勝トンガ代表に大勝した日本代表。このシリーズ、不動の司令塔として10番を背負い続けるSO李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)が試合後のオンライン取材に応じた。

――試合を振り返って

前半、フィジカル、テリトリーでも受けてしまい、食い込まれてしまった。リードして折り返したが、自分たちのラグビーができていなかった。エディーさんからも後半の最初の10分でスコアして、テリトリーでもプレッシャーをかけられるかというところで、相手がラインスピード上げてきたので、キックスペースがあってチャンスだったので、アタックしながらキックしてプレッシャーかけられていたし、フェーズを重ねてトライできた。そういう意味では前半のところを修正できたのが良かった。

――トンガに接点でプレッシャーを受けたが、後半圧倒したが

コンタクトのところではトンガに対してプレッシャー受けたが、自分たちの強みのフィットネスは相手が後半に足がとまったところでスコアまでワークレート高くプレーできた。コミュニケーション、遂行力のところで改善していくともっとスコアできると思います。

――キックの使い方が後半、良かったが

キックの使い方もそうですし、ゲームの中盤のコントロール、前半20分から後半60分は常に意識していました。BKではどれだけスペースをスキャンして、コミュニケーションしてそれを遂行できるか。9、10番のキック一辺倒だけでなく、空いているスペースにアウトサイドBKからクリアなコミュニケーションがあり、アタックしながらキックは成長している部分だと思いますし、決勝で大事になってくるし、もっと成長させていきたい。

――チームがまとまってきたが、その要因は?

プランが明確になってきていますし、超速ラグビー、自分たちの強みが何か、ジャパンラグビーを理解している選手が増えた。ゲームのスタートはファストスタート切って、中盤コントロールして、ストロングフィニッシュできるか。ウェールズからイメージしてきて、ゲームを重ねて自分たちのものにできている。

ゲームプランとコントロールで、セイムページが見えていて、今の結果に表れているんじゃないかなと思います。

――62点挙げたというところに関して

前半終わったところで、どれだけ後半スコアできるか。そこまでいっぱい取ろうという話はでなかったが、ワーナーと話し合いながら、7点差以上つけたりスコアでプレッシャーをかけるかというところで、相手の足が止まってきたところで自分たちのラグビーができた。

ダブルスコアになっても精度が高く対応できているのは成長できている部分だと思う。若いチームなので、フィジカルの強い相手にスコア重ねられたのはよい自信になっている。自分たちのアタックに対して自信を持っていますし、今日の試合でもディテール、コミュニケーションを改善すればもう2~3トライ取れていたと思うので、修正して、分析して来週に臨みたい。

――PNC決勝進出です。昨年は自国開催で、今年は遠征です。違いは?

自信は去年よりあるんじゃないかと思います。若いチームですが、PNCの3連戦をタフなゲームを勝ち抜いてきた自信がある。アメリカで3週間過ごしてきて、オンでもオフでもコネクションできている。

去年と比べてチームの雰囲気、モメンタムが断然、あるのでワクワクしている。去年、決勝を経験したメンバーも半分くらいいますし、どういうプレッシャーがかかるかというところは理解できている。

そういう意味でも良い準備ができると思うし、自分たちの強み、どうプレーしていくかクリアになっている部分があるので、去年より自信を持ってプレーできると思います。

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ