東福岡が決勝進出、春の選抜で敗れた桐蔭学園と再び決勝で激突 | ラグビージャパン365

東福岡が決勝進出、春の選抜で敗れた桐蔭学園と再び決勝で激突

2024/01/06

文●編集部


5日、東福岡(福岡)は第103回全国高校ラグビーフットボール大会準決勝で、同じ九州の佐賀工業(佐賀)と対戦し50-28で完勝し決勝進出を果たした。試合後、藤田雄一郎監督とチームの司令塔SO井上晴生選手に話を訊いた。

HIGHLIGHT


東福岡・藤田雄一郎監督はまず「エリアを取って、22m内で、FWで戦うという、やってきたことがはまった。1年を通して(佐賀工業とは)4試合目なので、(佐賀工業は)隣の県なので、ベスト4という場面でやれて嬉しいです。佐賀工業も成長しているがうちも成長しているし、花園に来てからの伸び率は目に見えて成長しているので、それで優位に立てました」と試合を振り返った。

東福岡・藤田雄一郎監督

東福岡・藤田雄一郎監督



「(相手の)パフォーマンスをできるだけ出させないようにしていた。分析は明確な指示をしてくれていた。彼ら(井上、服部)は左足、右足、蹴り分けるのですが、得意・不得意があるので、どこでブレイクダウンを作ればいいか。どこにボールを蹴り込めばいいかなど、細かな指示を選手たちが遂行してくれた。」

佐賀工業のハーフ団、SH井上達木とSO服部亮太

佐賀工業のハーフ団、SH井上達木とSO服部亮太



「一生懸命みんなが映像を見てくれて、個別に選手たちにアドバイスをくれている。いろんな目でラグビーを見てくれている。数値や交代時期なども確認している。豊田(将万)などOBたちがやってくれていて、僕は何もすることがないです(苦笑)。見ているだけです」


そういった分析について選手たちの反応も変わってきたという。

「分析に対して、選手たちのミーティング力が違う。時間を見つけてはミーティングして、映像を見ている。『まだ映像見ているの!』って感じ。キックオフの時には、完全に対策できた状況で試合に臨んでいますね」

決勝にむけて、藤田監督は「決勝といっても、うちはチャレンジャーです。選抜大会では完敗した準優勝だったので、どれだけ食らいついていけるか」と話した。


大会で覚醒したSO井上晴生「(春からチームは)全てがレベルアップしていると思う」

東福岡・SO井上晴生

東福岡・SO井上晴生



チームの司令塔であるSO井上晴生は2度に渡って50/22を決めるなどチームを勝利に導く素晴らしいパフォーマンスを見せた。藤田監督も「この大会で覚醒している。メンタルが強くなった」と評した。まさに佐賀工業の強みを打ち消した完璧な60分だったが、その試合と決勝に向けた思いを試合後、井上本人から話を訊いた。



ーー今日はプラン通りの展開でしたね


そうですね。相手を敵陣に閉じ込めて、相手のロングキックの対策もしたんですけど、そのロングキックを逆に活かして、こっちのカウンターであったり、切り返しの使い分けがうまくいきました。


ーー過去の対戦では?


ワールドユースで戦ったんですけど、そこでは相手のロングキックに苦しめられた部分もあって、その戦い方を変えて相手をどう苦しめていくかということをみんなで(意識を)統一しながらやってきました。


ーー具体的にどのように変えた?


相手のロングキックに対してこっちもキックを蹴り返す。以前は相手が蹴ってくる時にはもう22mの中に入っていたので、そこから切り返しがあってもこっちの自陣から出れなかったことがあったんで、そこをカウンターに変えてそこからキックを借り換えすということをやりました。


ーー『ロングキックを活かす』というのは?


相手のロングキックがあるから、相手のチェイスが遅れたり、ディフェンスのでこぼこやギャップが生まれたりするので、そこへ走り込むことによって、相手のミスマッチを付いたりしました。


ーーこれまで佐賀工業とは僅差の試合が多かったですが、準決勝に向けてどんな思いだったか。


コンタクトの部分はもう負けないという自信があったんで、コンタクトの部分の強化を日々行って、佐賀工業さんにもっと差をつけるような練習をしてきたのでその部分では自信をもっていました。

ーー決勝の桐蔭学園戦にむけて


選抜大会で負けているのでその借りを貸すっじゃないですけど¥も、自分たちのラグビーをして一歩も引かず自分たちからアクションしていきたいと思います。ディフェンスの部分は春の選抜大会に比べたら上がっていると思います。連携の部分であったり、コンタクトの強さだったり、全てがレベルアップしていると思います。



ーー個人的に決勝ではどんなプレーをしたいか?


高校ラグビーと言ったら花園なので、自分もテレビで見ていて、いつかこの決勝の舞台に経ちたいなと思っていたので、まずそれが決まって嬉しく思いますし、そこでは東福岡の10番らしいプレーをしていきたいと思います。




GALLARY

前半3分東福岡・CTB村上有志が先制のトライ

前半3分東福岡・CTB村上有志が先制のトライ



前半12分東福岡CTB神拓実がトライ

前半12分東福岡CTB神拓実がトライ


前半20分東福岡・SH利守晴がゴール前ラックからボールを持ち出しトライ

前半20分東福岡・SH利守晴がゴール前ラックからボールを持ち出しトライ



佐賀工業SH井上達木は前半3本のPGを決めた

佐賀工業SH井上達木は前半3本のPGを決めた



後半6分東福岡NO8高比良恭介キャプテンがトライ.

後半6分東福岡NO8高比良恭介キャプテンがトライ.



後半17分・東福岡NO8高比良恭介キャプテンが連続トライ

後半17分・東福岡NO8高比良恭介キャプテンが連続トライ


後半20分東福岡WTB西浦岳優が左隅にトライ

後半20分東福岡WTB西浦岳優が左隅にトライ


後半30分東福岡・CTB神拓実がダメ押しのトライ

後半30分東福岡・CTB神拓実がダメ押しのトライ



後半20分佐賀工SO服部亮太の突破から

後半20分佐賀工SO服部亮太の突破から



佐賀工WTB内田慎之甫がトライ

佐賀工WTB内田慎之甫がトライ



再び内田が裏のスペースへボールを蹴り込み

再び内田が裏のスペースへボールを蹴り込み


俊足を活かし内田がインゴールのボールを抑えトライ

俊足を活かし内田がインゴールのボールを抑えトライ



井上達木のゴールも決まって23-43

井上達木のゴールも決まって23-43



さらに後半27分SO服部の突破から

さらに後半27分SO服部の突破から



内田が足をつりながらもしっかりとトライを決めた

内田が足をつりながらもしっかりとトライを決めた

またしても東福岡の壁を打ち崩せなかった佐賀工業

またしても東福岡の壁を打ち崩せなかった佐賀工業


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