20日、ラグビー日本代表はメディア向けの会見を行った。この日取材に応じたのは、HO堀越康介(東京サンゴリアス)、PRシオネ・ハラシリ(横浜イーグルス)、PR垣永真之介(東京サンゴリアス)の3人だ。
敗れたもののイングランドの強みであるスクラムを8人でガッチリ組んで微動だにしなかったのは世界に衝撃を走らせた。メンバー外となった3人はイングランドの分析、昨年イングランドと対戦した経験のある垣永真之介はその時の組み方の癖などをメンバーと共有し対策を講じてきた。6月の浦安合宿では「新スクラムマシン」を導入して強化を図ってきたスクラム対策を実を結んだ試合をみて彼らの貢献も大きな要因であることは間違いない。自ら出場するチャンスが巡ってくればジャパンのラグビーを遂行しなければならない。そのための準備とチームファーストとしての動き、ワールドカップへの印象など、彼らのコメントあますことなくお届けする。
――イングランド戦ではスクラムが良かった。
堀越 イングランド戦の週初めからメンバー発表があって、メンバー外れた時に僕たちの役目としてはイングランドのフロントローをしっかり研究して、イングランドの組み方を3人で話し合いながら組むことでした。そこを1週間通して、メンバーにプレッシャーかけ続けていました。試合でああいったいいスクラムを組んでくれたことに関してはすごく嬉しかったですね。もちろん悔しさはあるんですけど、その悔しさは1週間の中でグラウンドで出すかということがすごく大事だと思っているので、まずはチームファーストをしっかり考えながら自分の役割をしっかり全うすることを心がけていました。
シオネ ほぼ一緒です。
垣永 間違いない。(笑)去年、イングランドとやって結構押されて、しっかりやっていこうということで6月からやってきましたし、リーグワン中のミーティングでもイングランドに押されたことはしっかり受け止めていて、長い時間かけた成果が出た一週間だったなと思います。自分についてはチャンスが来れば貢献したいですし、でなくてもできることはたくさんあると思いますのでそこで貢献したい。
――あんまり言えないとは思いますが、何がスクラム良かった?