24日、ジャパンラグビーリーグワン第9節、7位の東京サントリーサンゴリアスは、12位の浦安D-ROCKSと山梨JITリサイクルインクスタジアムで対戦。最下位の浦安に途中まで拮抗した展開で苦しみながらも40‐35で逃げ切り今シーズン4勝目をあげた。これで勝点21として、順位は変わらないものの、プレーオフ進出圏内の6位・横浜キヤノンイーグルスと勝点で並んだ。次節はその横浜との直接対決。勝利すれば6位以内に浮上。
一方敗れたもののサンゴリアスに肉薄したが惜敗。ただ、怪我人も戻ってきて本来のパフォーマンスを取り戻しつつあり。次節は11位と不調のトヨタヴェルブリッツ。2勝目をかけた戦いに挑む。

HIGHLIGHT

GALLARY

東京サントリーサンゴリアス　小野晃征HC

前半のスタートと後半のスタートで、相手にすごくモメンタムを与えてしまって、そこから自分たちのテンポになかなか持っていけなかった。その後、しっかり選手たちが自分たちのテンポでゲームを組み立てて、アタックをして勝利に繋がったと思います。来週はそのスタート部分をしっかり修正して、キヤノン戦に向けて良い準備をしたいと思います。


ーーここまでとこれからについて


リーグ全体的に見て、どのチームもスター選手とか個人のプレーに頼らず、チームプレーが多いと思うので、本当に順位が関係なくなってきている。昨日も東芝さんとリコーさんがすごくクロスゲームｗして、今日もキヤノンさんとホンダさんで、（順位が下位の）ホンダさんが勝ったということで本当にチームでプレーしたチームが勝っているかなと思います。今日の試合も自分たちのプレーもあったんですけど、そうでなかった時間帯もあってクロスゲームになったかと思うので、次のキヤノン戦までにどれだけアグレッシブアタッキングラグビーの時間帯を増やすことが大事かなと思っています。7位という順位ですけど、順位関係なくサンゴリアスらしい戦い方ができるように準備していきたい。

東京サントリーサンゴリアス　SH流大ゲームキャプテン

山梨という素晴らしい地域で素晴らしいグラウンド環境の中でラグビーできたことを幸せに思います。試合に関しては自分たちの脆さがすごく出た反省の残るゲームになったと思います。

勝ったことは良かったですけど、内容を見ればかなり悪いシーンもたくさんあったので、しっかりと自分たちに目を向けて、厳しいレビューをして、次1週間後にはまたゲームが来ますので、キヤノン戦に向けて良い準備をしたい、その気持でいます。

ソフトなトライを与えるところ、何回も同じようなキックオフから外をブレイクされたり、それを修正できない。またIndividual（個人的な）のタックルミスもあった。相手は外国人選手も多くて、そこでモメンタムを作ってくるのがわかっていたにも関わらず、そこでブレイクされてしまっている。それができていないのが、緩さがでたと思います。

浦安D-RCOKS　クレイグ・レイドローHC

本日はアタック力の向上が見られ、かなり前進ができていて満足している。ですが重要な局面で自分たちの求めている結果を得ることが出来ず、それが試合の結果に影響した。引き続き課題として直していきたい。選手たちの見せてくれた努力、80分間立ち向かっていった姿には本当に感銘しています。

浦安D-RCOKS　HO藤村 琉士ゲームキャプテン

前半20分すごくいいアタックができていて、その後の20分は結構相手のペースに持っていかれてしまった。ハーフタイムで切り替えてエンジンあげて勝つというマインドで行って、ディフェンスの時間帯も多かったんですけど、全員が体張ってくれました。

それが最後こっちに流れが来て、いいアタックが出来ていたんですが、ミスで取り切れなかった。これからどんどん成長していって次の試合はまた来るので、修正するところは修正して次の試合に臨んでいきたい。