12日、ジャパンラグビーリーグワン、首位の東芝ブレイブルーパス東京は3位の静岡ブルーレヴズに敗れ再び2位となった。この試合で150キャップを迎えたリーチマイケルキャプテンは36歳にしてここまで15試合連続出場。今シーズンも素晴らしいパフォーマンスを見せている。メモリアルマッチを勝利で飾ることは出来なかったが、「一生忘れられない試合になりました。次200試合目指します」と試合後話した。
東芝ブレイブルーパス東京 トッド・ブラックアダーHC

トッド・ブラックアダーHC
本当にヤマハさんは素晴らしいプレッシャーをかけてきました。勝利されたヤマハさんにおめでとうと伝えたいです。ただ、我々の選手たちも、試合は追いかける展開でしたが、最後まで諦めることなく、試合にしっかりとしがみついて戦ったことには本当に嬉しいです。

後半4分、ワーナー・ディアンズのトライ

後半20分、ジョネ・ナイカブラのトライ

後半34分、リーチマイケルのトライ
今後に向けた課題が明確に浮かんできたところが前向きに捉えることができるし、我々にとっていいレッスンだったと思います。リーチ・マイケルの150という記念すべき瞬間を勝利で飾ることはできませんでしたけど、試合の前の時点からみんなが彼のこの功績を祝おうという気持ちをもってプレーしていたことは間違いないです。良い天気の中、ファンの皆さんもたくさん駆けつけてくださって、素晴らしい雰囲気の中で試合ができたことを嬉しく思います。

後半40分、ロブ・トンプソンのトライ
ここからバイウィークに入るので、しっかりとリフレッシュしながらも、次への課題をしっかり一つひとつ消して準備していきたいと思います。
ーー準備や当日の入り方などで悔やまれる部分はありますか?
特に言い訳をするつもりは全く無く、いい準備をして試合には臨めていたと思います。ただ、試合に入って、序盤のところで少しリズムに乗り切れないというか、最後(取り切るところで)必要なスキルの水準に達していなかったということ。目の前にあったチャンスでとりきれなかったりとか、逆にヤマハさんは目の前にあるチャンスをすべて取りきったというところ、そこが違いになったのかなと思います。
ヤマハさんはアタックがすごく良くて、自分たちのディフェンスにかなりプレッシャーをかけてきたというところも一つあるかなと思います。
東芝ブレイブルーパス東京 リーチ・マイケルキャプテン

リーチマイケルキャプテン
多くのファンの前で、天気も良くて、まあ見てて面白いラグビーだったんじゃないかなと思います。リーグワン本当に面白くて、先週は神戸に圧勝して、今日は圧勝される。波がある。まあ、準備とかいいメンタルで望まないと、こういう結果になってしまうという、非常に厳しいリーグだなと思います。もう試合の序盤から最後までにヤマハの勢いがあって、すべての局面で負けてました。この結果を反省して次の準備に活かせるように頑張りたいと思います。

どうしてこうなってしまったのか、まだ考え中ですけど、次はそうならないように考えないといけない。ブルーレヴズに同じ負け方をしているので、そこはもう自分たちの準備を変えないといけない。150試合もできて、一生忘れない試合になりました。次200目指して頑張りたいと思います。

ーー準備や当日の入り方などで悔やまれる部分はありますか?
準備のところは悪くなくて、まあ試合のときに、マイボールラインアウトがなくて、相手が敢えて蹴らずにどんどんカウンター仕掛けてきたんですよね。自分たちのアタックの起点は早いラインアウトからトライを取るということで、リーグワンでもトライの成功率はナンバーワンだったと思います。
そこを消されてしまったのと、自分たちがラック周りのディフェンス、9番からのアタックに対するディフェンスで結構プレッシャーかけれるところがあったんですけど、今日は外にふられて、僕らがいいドミネイトタックルできないシチュエーションを作られたんですよね。だから僕達の強読みを完全に消されたかなと言う感じですね。うまくやられたという感じです。

ディフェンスがうまくいかず、アタックでも継続出来ない。無理してアタックしてインターセプトされたり、ペナルティー。ギリギリのところでモールパイルアップだったり、そういうのの繰り返しだったかなと思います。正直、ポールの裏で何やったらいいかわかんない状態。まあ、初めての経験ですね。すべてのセットで相手の方が早くて自分たちが動かされてる試合でした。
ディフェンスがうまくいっている試合、大体アタックはうまくいくんで。ディフェンスでボールを止めないと厳しいですね。どんな相手でもそうです。相手がどんどんやりたいアタックでいたらディフェンスで止めないと。相手のボールキャリアはすごく低くなってドライブしてきてましたね。

ーープレーオフで対戦したら勝利したいですね
もちろんです。2回負けているし、この2回の負けから学ぶことが大きいかな。プレーオフはどの試合も負けられないですから。
静岡ブルーレヴズ HO日野剛志
ーー今日はリーチ・マイケルさんが150キャップでした。リーチさんはどんな選手?
本当に代表もずっと出ていて、ワールドカップもでてらっちゃって、かつリーグワンで150キャップというのは、田村優さんもそうですけど本当に素晴らしいことだし、本当に僕の一つ上なんですよ。リーチさんも優さんも。本当あの世代の人たちって日本ラグビーを引っ張っていただいてもらっているなという感覚があって、まだまだ元気出し、200キャップ目指してほしいですね。常に日本ラグビーのこと考えて、率先してプレーだけじゃなくて言動だったり行動を示してくださる。あといつも優しい。僕たち敵であっても
その二人を追うように僕も含め、若い子たちも目指して日本ラグビーの形をつくっていけたら嬉しいです。
まだまだやめられないですね。頑張らないと。一つ上の人たちががんばっているので。
GALLERY

この試合で150キャップのリーチが先頭で入場


試合後、両キャプテン

レヴズ藤井監督がリーチを労う

トッドHCと

家族と

同期と

両チームと

チームメイトと

リーチと同期の三上正貴が作成した150キャップを祝うTシャツ

ファンからのメッセージ