1日、NTTジャパンラグビーリーグワン、ファイナルは、今シーズンの頂点を決めるにふさわしい緊張感ある一進一退の展開となったが、東芝ブレイブルーパス東京が18-13でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに勝利し、2年連続2度目の優勝を飾った。
この試合のプレーヤー・オブ・ザマッチに選ばれたのは、リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)。準決勝で右手の甲を骨折し、今週一度も全体練習には参加せず、ファイナルの舞台に挑み、勝利を引き寄せる後半の森勇登のトライを演出。さらにプレイスキックも全て決めるのはもちろん、ランとキックでスピアーズの強固なディフェンスに揺さぶりをかけた。
「今週の準備は私にとって大きな挑戦だった」
――連覇しました
確かに、この勝利とこの大会は本当に特別です。
――右手をケガしたのはいつ?
準決勝の神戸戦で手を骨折してしまいました。76分だったと思います。本当に不運でした。しかし、それはそれです。今週の試合に向けて準備を整えることは、私にとって大きな挑戦でした。

ウォームアップするリッチー・モウンガ
――プレーに影響したのか?
まあ少しだけ。パスはうまくできたと思います。それほど難しくはなかったですが、痛みについて考えたり、スキル以外のことに気を取られたりすると、少しやりづらく感じましたが、実際にはそれほど悪くはありませんでした。
――今までにこういうタフなシチュエーションはあったのか?
右手の骨折をしたのは3回目で、左手もやったことがありますね。でも一度、試合の最初にケガをしてそのまま続けることができたので、今週末、プレーすることが不可能ではないと思っていました。ブレイブルーパスとしては今シーズンの最後だし、迷う余地なんてない。特別なことを成し遂げる一部になるという最高のチャンスを逃したくないですから。

