サクラフィフィティーンこと女子15人制日本代表は、6日、オーストラリア・ブリスベンでオーストラリアバーバリアンズと現在絶賛対戦中だ。ハーフタイムを終えて12-0とリード。オーストラリア遠征2勝目を目指し、後半に向かう。レズリーHCを欠く状況でどのような戦いを見せてくれるか。
5日に行われた、鈴木実沙紀、平山愛キャプテン、今釘小町、3選手のオンライン会見についてお届けする。
鈴木実沙紀
オーストラリアに来てから天候も暖かくて練習もしやすくて、雨も何日かありましたが、ラインアウトやスキル系にフォーカスしながらやっていくことができて、フィジー戦にその成果も少し繋がったんじゃないかなと思うので、チームとしてすごく一つ一つの練習にフォーカスしてまたそこで出た課題っていうのに一人一人向き合ってすごいいいトレーニングできているなと思います。はい。
――今回の合宿で現地のスポットコーチの方に特にラインアウトとか、セットプレーやブレイクダウンなどを教わっていると聞きました。何か新しさやフィジー戦のどういう部分につながったか教えてください。
ラインアウトのところでベンさんという方に来ていただいていて、ラインアウトをスムーズに早く行う点にフォーカスしています。私達も同じように、体格差があるので、スピードで勝つために(ラインアウトを)早くやらなければという意識でやっていました。
彼は「スムーズにやることが早さにつながる」ということを何度も言われていました。そのスムーズにやるためにどうすればいいのか、フォーカスポイントを1つ1つ噛み砕いているので、これまで、早くやらなきゃ、と「グッ」ってなっていた私達をすごくリラックスさせてくれています。
フォーカスポイントはこれまでと変わらないですが、気持ち的に余裕が出て、それがフィジー戦でも結構相手の空いているところで最適なチョイスをして取ることが出来たシチュエーションがあって、成長しているんじゃないかなと思います。
――FLとHOとの掛け持ちが続いています
HOについては前回のワールドカップぶりなので、スローイングなどもそんなになく、ちょこちょこは投げてはいたんですが、公式戦で投げるとなるとすごく緊張もしました。でも、スムーズに進めることを意識することですごくリラックスできたので、ジャンパーも負担が少なく焦ることなく、サインチョイスをしてリフトしてくれるので、自分としては、ただそこに投げるだけという感じに余裕をもてました。
――サインチョイスの面でもベンさんから指導を受けていたりしますか?
今回自分たちがやっているラインアウトがすごくシンプルなものなので、自分たちのスキルにフォーカスした中で、こういう状況のときはこのサインチョイスが一番有効だよね、というのをベンさんから伝えてもらっていて、同じ画を見れているというか、みんなやりながら、きっとここだろうなというのをすごく自信をもって遂行できています。