サクラフィフティーン、ワールドカップスコッド36名発表!レスリーHC「目標は4強」 | ラグビージャパン365

サクラフィフティーン、ワールドカップスコッド36名発表!レスリーHC「目標は4強」

2025/03/12

文●編集部


12日、女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会に出場する、15人制女子日本代表のスコッド36名が発表された。大会登録メンバーとなる32名は今後の合宿やテストマッチを経て7月下旬に発表される予定だ。

2025年度 女子15人制日本代表スコッド カッコ内の数字はキャップ数


PR 加藤幸子(横河武蔵野アルテミ・スターズ)(28)
PR 小鍜治歩(東京山九フェニックス)(8)
PR 北野和子(MIE PEARLS)(18)
PR 小牧日菜多(東京山九フェニックス)(17)
PR 左髙裕佳(横河武蔵野アルテミ・スターズ)(20)
PR 永田虹歩(MIE PEARLS)(26)
PR 町田美陽(日本経済大学女子ラグビー部)(1)
PR 峰愛美(日本体育大学ラグビー部女子)(10)
HO 谷口琴美(横河武蔵野アルテミ・スターズ)(23)
HO 公家明日香(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)(18)
LO 櫻井綾乃(横河武蔵野アルテミ・スターズ)(20)
LO 佐藤優奈(東京山九フェニックス)(20)
LO 川村雅未(横河武蔵野アルテミ・スターズ)(19)
LO 中村沙弥(MIE PEARLS)(1)
LO 吉村乙華(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)(25)
FL/LO ンドカジェニファ(北海道バーバリアンズディアナ)(11)
FL/LO 向來桜子(日本体育大学ラグビー部女子)(17)
FL 長田いろは(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)(37)
FL 細川恭子(MIE PEARLS)(14)
FL/NO8 齊藤聖奈(MIE PEARLS)(47)
SH 阿部恵(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)(28)
SH 妹尾安南(東京山九フェニックス)(1)
SH 津久井萌(横河武蔵野アルテミ・スターズ)(38)
SO 大塚朱紗(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)(31)
SO 西亜利沙(東京山九フェニックス)(0)
SO/CTB 山本実(YOKOHAMA TKM)(34)
CTB 小林花奈子(横河武蔵野アルテミ・スターズ/エクセター・チーフス)(17)
CTB 弘津悠(ナナイロ プリズム福岡)(13)
CTB 古田真菜(東京山九フェニックス)(33)
CTB/WTB 香川メレ優愛ハヴィリ(ナナイロ プリズム福岡)(2)
CTB/WTB 垂門奈々(日本経済大学女子ラグビー部)(0)
WTB 安藤菜緒(BRAVE LOUVE)(9)
WTB 今釘小町(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)(29)
WTB 松村美咲(東京山九フェニックス)(10)
WTB/FB 西村蒼空(MIE PEARLS)(17)
WTB/FB 松田凜日(東京山九フェニックス)(11)


※3月の合宿呼ばれた3名
LO/FL 吉本芽以(ナナイロ プリズム福岡)(2)
SH/SO 安尾琴乃(BRAVE LOUVE)(11)
CTB 畑田桜子(日本体育大学ラグビー部女子)(6)

女子日本代表 レスリー・マッケンジーHC

レスリー・マッケンジーHC

レスリー・マッケンジーHC


(昨秋の)WXV2の大会を経て、国内での女子ラグビーのシーズンの質、実行力が上がっていると実感している。準決勝、決勝とエキサイティングな試合が続いたし、日本の15人制レベルが上がっている。今後のモメンタムも良いものが培われた状態で、合宿に臨めている。

やはりラグビーW杯イヤーで日本代表の合宿に入るということで、選手の気持ちが違う。スコッド36名のうち、何人かケガをしているが、全員が日本代表としてW杯に出られる可能性を秘めている。選手それぞれがポジティブな気持ち、緊張、興奮があいまって、合宿に参加しています。興奮などのエネルギーを基礎的なものに培うためにプログラムを組んでいるし、今後のラグビーにつなげていきたい。ジムでもフィジカル面で追い込んでいるので、選手の期待値を上げて エキサイトメントを培っていきたいと思っています。


――秋に向けて、強化としてフォーカスを当てたい部分は?


まず、いかに準備の部分で影響を及ぼすことができるかというところかが肝。クオリティー、毎日のトレーニングを極めていくことができるかが肝になります。スキル フィットネスは強みだが、その強みを最大限に活かしながら伸ばすことが焦点になるかなと思います。

今続けている成長のレベルをいかに、2022年から培ったものに 融合していけるところも大切だと思います。対戦相手によっては十分やり合えるし、強みのセットプレーをいかに活かしていけるか、成長していけるか、レイヤーを増やしていけるか。まったく違った形ではなく、これまでの強みをいかに強調してできるかが進みたい方向です。BKは全員セブンズに行かず集めることができ、質、密度にどんどん集中してフィールドで体現、反映させていればと思います。スタイルは同じだが、より強みを極めていきたい。

このグループの中核になる選手には、ポジティブな雰囲気を感じている。お互いのためにやっていきたいというのが、成長の意志の表れだし、そこが一番楽しみな部分です。


――昨秋 良い試合をしてなかなか勝てなかったが……


世界においてスピード、フィットネス、スキルのレベルは上がっている。日本の強みとしているところは大きなギャップはないと感じているから、フィジカリティー、セットプレーは切磋琢磨しないといけない。セットプレーは昨季伸びた部分だと思っています。ただしファイトしないといけないというところは間違いない。僅差の試合を落とすことは決して満足してはよくない。昨秋のWXV2 結果についてフラストレーションがたまるところだが、結果についてフラスとレーションがたまるだけではなく、ラグビーでは十分に戦うことができたという収穫があった。

世界の女子ラグビーは進んでいるが、我々はセットプレー、フィジカルは合宿で、フォーカスポイントして確実に取り組まないといけないと認識しているし、そういった部分も追加として強みにできると思っている。


昨年8月のアメリカ戦で負傷したCTB畑田桜子は3月の合宿に参加

昨年8月のアメリカ戦で負傷したCTB畑田桜子は3月の合宿に参加


――1月に発表した36人のスコッドに、今回の合宿でさらに3人増えたが、まだ選ばれていない選手にもチャンスがあるか?


(スコッドに入っていない)選手も成長を続けてほしいなと思います。W杯のスコッドに入る、一番優秀な選手を集めた。ケガをしたりリハビリしたりする選手がいるので、(その3名は)トレーニングのスコッドの別枠として参加している選手です。

ワールドカップの最終スコッドということではないが、チームというよりスコッドとして私としてマネジメントできる人数で、今後のトレーニングでチャンスを掴める選手を集めた。今後の合宿、トレーニングでシフトしたり、変わっていたりすると思います。まだスーパーW、ニュージーランド、フランスでプレーしている選手もいるので、それを踏まえて最終的に決めたい。

――発表した36名のスコッドのセレクションポリシーは?


8月にフィジカル面でもテクニック面でも戦術面でも、W杯に出場ができる可能性を秘めた選手たちです。我々として求めていることは、今後も現在スコッドに入っていない選手がセレクションにかかってくるという要素を理解しながらも、何度もチャレンジに挑む選手たちです。かつ、W杯というゴールに向けていっしょに準備ができてきる選手たちです。


――W杯の目標と、どんなラグビーをしたいか?


プールゲームを突破し、準々決勝に勝利し準決勝に進みたいと思っています。


レスリーHCにとっても2度目のワールドカップ。チームのピーキングを最大限に引き伸ばせるか

レスリーHCにとっても2度目のワールドカップ。チームのピーキングを最大限に引き伸ばせるか

――2度目のW杯で楽しみにしていることは?


2022年のNZ大会は、私にとっても選手全員にとっても大きな経験になった。W杯を初めてヘッドコーチとして経験したし、今回のW杯はもっと準備していかに臨めるかが楽しみです。チーム全員としていかに成長したところを見せられるかが肝です。

選手は本当に良くやっているグループだし、成長するスピードもどんどん速くなっているので、ヘッドコーチとして本当に興奮しているばかりです。(昨秋のWXVの)ケープタウンでも見られたが、W杯までの準備期間は長く、厳しい壁につきあたるところもあるが、このチームは、今までで一番良い形で準備できているし、選手たちがお互いのために体を張るコミットメントの姿勢、覚悟できている姿勢、いかにタフであるか、やる気に満ちているかはこれ以上ない姿勢を見せてくれている。また日本の女子代表史上、一番キャップ数もあり、経験値のあるスコッドが揃っているので、(今年のW杯で)いかに成長の度合いを見せられるか、本当に楽しみです。

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