南アフリカ戦とのテストマッチ第2戦を終え、2019年以来の15人制テストマッチ出場となったCTB鈴木彩香は「私達が何かを言うより、一人ひとりが自立していて次のステップに向かっている姿勢が見られた」とロッカールームでの雰囲気を話した。FL齊藤聖奈も「次回のアイルランド戦に向けた話を既にしていますし、ステップアップするための課題がたくさん見つかった試合だった」と振り返った。
CTB鈴木彩香
本当に正直言って自分にがっかりしていて、細かいミスっていうところは皆さんも感じたように、そこのパスが通っていればトライに繋がるようなプレーになったじゃないかっていうシーンを何度も作り出してしまったのが、久しぶりの代表戦といえども自分の責任だなというふうに痛感してます。
――いろいろな経験を得てテストマッチに出場する上でこれまでとは違うこと
やっぱり若いときは勢いに乗って、自分自身がチームを引っ張っていく立場ということを責任持ってやっていたんですけど、年齢を重ねていろんなキーワードとか経験とか悔しい部分もたくさん重ねてきたので、そういった部分でチームにとって今何が足りないのか、繋がりになるような役割を自分自身が形を変えてやっていこうっていう思いで今回の合宿に挑んでテストマッチに出場させていただきました。
――さきほど、悔しいという発言もありましたが、60分すぎの齊藤聖奈さんへのパスの部分がもしかしたらそれにあたるのかなと思いますが、どのあたりを修正すればどのくらいの期間で直りそうでしょうか。
あのバックスラインも私自身もそうだったんですけど、ちょっと流れてラストパスを放ってしまうような状況でミスが起きてしまっていました。うちのチームは両フランカーが大外にいて、(齊藤)聖奈だったり、(長田)いろはだったり、足の速いランナーが外にいて、そことリンケージしていいプレーを求められていたんですけどうまくコネクトができてなかった。その部分を修正できなかったので、フランカーたちとリンケージを取って縦に切っていくようなプレーをもう少し試合中にできたらよかったなと思ってます。