7日、サクラフィフティーン女子15人制日本代表は、ワールドカップ初戦となるカナダ戦の試合登録メンバーを発表した。チームを率いる南早紀キャプテンは「5年越しのワールドカップ。楽しみな気持ちが一番大きい」と心境を話した。
これまでワールドカップの最後まで成長すると言ってきたサクラ15だが、現時点はどんな状況だろうか。
「現時点では今が本当に一番いい状態ですが、ワールドカップの第1戦が予選プールの中で一番大きな試合になると思っています。ですので、その試合を通じてまた成長することができると思っています」
前回大会にも出場した南は、2017年大会から5年経った今、気持ちの変化はあるのだろうか。
「前科いのワールドカップは自分も初めての大会で、チームのメンバーも誰も経験したことがなく未熟なところばかりでテストマッチの経験自体もない状況でした。今回は全然違った形で成長しています。他の選手も所属のチームでキャプテンになったり、年を重ねて周りをみることができたり、ラグビー経験値も上がっていると感じています」
大会前最後のテストマッチは地元大会ということでコンディションが万全のブラックファーンズと対戦。世界のトップとの差を知らしめられた試合となってしまったが、メンタルな部分はしっかり切り替えることができたのだろうか。キャプテンとしてチームにどう呼びかけていったのか。
「試合の結果自体の悔しさはありましたが、メンタルダウンはなくて、自分たちの目標、ワールドカップで結果を残すということ自体は、ぶれていないので、そこに向けて前向きに取り組んできました」