11日、ワラルーズこと、オーストラリア女子代表(5位)に歴史的勝利を果たしたサクラフィフティーンこと、ラグビー女子15人制日本代表がオンライン会見を行った。現在も隔離状況のレスリー・マッケンジーHCは試合をテレビで観戦。この勝利は奇跡ではなく「このゲームで勝つ資格があった」と讃えた。また、ツアー3連勝という結果は、10月から行われるワールドカップに向けて、「自分たちがどのくらいできるか、改めて証明できる機会になった。」と話した。
――ディフェンスが良かったと思いますが、1対1のタックル、システムも良かった
テレビで試合を見ていたが、コンタクトスキルにしっかりコミットしてくれて、それをしっかり出してくれたと思います。
――今回の勝利がW杯にとってどんな意味を持つか
選手一人一人によって違ってくるが、私の視点からだと(自分たちが)できることを信じる力が増えた。トレーニングで積み重ねてきて、どのくらいできるかあらためて証明できる機会にもなった。努力を重ねていけば(もっと)インパクトも出せるだろうし、自分たちができるプロセスの証明に(勝利という結果は)大きい。
――オンラインで、試合前に「一つ一つのプレーに魂を込めろ!」とスライドを見せたそうですね。
「魂を込める、注ぐ」ということがしっかりわかるプレーをしてくれたと思います。
――就任してからのベストゲームだった?
ベストゲームは、どの部分を定義するかで変わってくるが、コロナ禍というカオスの中で、選手たちが感情面で自分たちでマネジメントするという部分で、世界基準のものを見せてくれた。ラグビーの視点では、色々な課題が見えてきた。