ワールドカップ本番まで50日を切り、迎えたアイルランド代表とのテストマッチ。サクラフィフティーンとしては、世界トップレベルとの力の差を感じる80分となった。自身30キャップというメモリアルマッチを迎えたFL鈴木実沙紀は「負けを真摯に受け止め、ここで下を向くのではなくて、一人一人の課題に向き合って、気持ちでもタフでなければならない。下を向く選手がいたりしても、もちろん私たちが 一緒に上を向けるように、フィールド外でもコミュニケーションを取ったりしていきます。」と話した。
――試合の入りは良かった。
ファーストコンタクトからすごくアイルランドのフィジカルの強さっていうのを感じていました。空いてるスペースだったり、ちょっとしたギャップに対して、私たちのフットワークでトライに結びつけられました。やっぱり2トライ取った後のところで、もう一個畳み掛けなきゃいけなかった。相手のフィジカルだったり、テンポというところに私たちが受けに回ってしまった。試合の流れを、自分たちの流れで耐えきれなかった。
――それは、リードして少し日本の気持ち的な部分が影響していますか
私たちがとりたい形で取れたっていうところで、自信っていうのがあったんですけれども、もう一本、もう一本とりたかったところで、向こうもエンジンをかけてきたというか、意地っていうところをすごく見せられた気がします。そこのフィジカルのところだったりとか、あとエリア関係なく、すごくラックサイドのところで狙ってきたりだとか、すごく向こうの強みのところで、食い込まれてしまったかなという印象があります。