28日、JAPANXVは「リポビタンDチャレンジカップ2025」マオリ・オールブラックスとの一戦に挑んだが20‐53で大敗を喫した。このゲームでキャプテンを務めた下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)、ニール・ハットリーHC代行が試合後の会見コメントをお伝えする。
ハットリーHC 我々としては結果はがっかりしたが、良いところはたくさんあったと思います。しっかりチャレンジして良かった点を増やそうとロッカーで話した。ターンオーバーやエラーを減らすと。新人の選手にとっては一つ上のレベルでプレーする学びだったので、今日、学んだことを来週に活かしていきたいと(選手に)話しました。

ニール・ハットリーHC代行と下川甲嗣ゲームキャプテン
――ディフェンスに関して
下川 特に後半、システムのところ、フィジカル、エフォートのところ、前半は仕掛けていこうとしたが、後半の40分は一貫性を欠いてしまった。それで相手にチャンスを与えてしまったことが今日の試合で大きな学びになった。一人一人のタックルの精度だったり、マオリのようなスキルあるチームはフリーになるとつながれてしまう。

メイン平
タックルの精度だったりで、そこが止められなかったりして後手に回ってしまったシーンがあった。今日の試合、それを体で感じられたのはすごく収穫になった。それを学びとして次につなげていきたい。

福田健太バイスキャプテン
――一貫性を欠いた要因は
下川 やっぱり、相手がアタックを修正してきたところもあるし、自分たちも疲労がたまってくる中で、自分たちのシステム通りに動けない。アタックの精度、フィジカルで受けになってしまったところで、相手にスコアされてしまった。フィジカルところだけでなく、スキルの部分ももっとやらないといけないと感じた選手が多かったのではと思う。

下川甲嗣
――具体的に良かったところは?
ハットリーHC代行 ポジティブなところは、良いセット、スクラムも良かったし、ラインアウトからのセットピースプレーも良かった。良いフェイズもあって、ディフェンスでは(江良)颯、下川、エピが良いタックルからターンオーバーするなど何度があった。

江良颯

エピネリ・ウルイヴァイティ
自分たちは一貫性が欠けてしまったところがあった。若い選手が多く、初めてこの舞台で戦う選手にとっては大きな学びだったと思う。植田も良いパフォーマンスをしていた。若い選手がリーグワンからインタ-ナショナル、トップレベルにステップアップできた良い試合だったと思う。また月曜日から選手とプレーするのを楽しみにしています。

サム・グリーン
――サム・グリーンについて
ハットリーHC代行 我々は一人だけを、というよりチームとして評価している。サムだけではなく、チーム全体として、マオリにプレッシャーがかけられた瞬間があったと思う。キック、キックチェイス、ディフェンスでプレッシャーかけてももっとサムをヘルプできた瞬間がたくさんあったかなと思います。

――率直にキャプテンとして今日の結果は
下川 もちろん、勝つということチームに言っていたし、そのための入りを大事にしようと話していた。前半30分はすごく良い形で、ポジティブなところだが、80分がたったときのスコアが最後のスコアなので、最後はあそこまで点差が開いたので、まずはそれが実力と受け入れて、反省もあるが、良かった点もあるので、それをすぐに次につなげていくことが大事だし、来週、ウェールズ戦が控えていて、誰がメンバーになってもウェールズを倒すために、今日出た課題、収穫を来週につなげていきたい。(個人のパフォーマンスは)もっとできたかなと思います。

――前半攻め急いだところもあった?
ハットリーHC代行 エディーはいつも自分たちのDNAはアタックと言っているが、キックを使ってテリトリーを取る良い例が前半あった。一期、福田、メインのキックで相手を背走させて、角にとどめておくことが前半は多く見えた。後半は相手を背走させることできずに、相手に良いキックを蹴られて自分たちが背走する状況が多かったので今後の学びにしたいと思います。

植田和磨