エディージャパン、トンガ戦試合登録メンバー発表「フィジカルでしっかり勝つ」 | ラグビージャパン365

エディージャパン、トンガ戦試合登録メンバー発表「フィジカルでしっかり勝つ」

2025/09/13

文●編集部


13日、アサヒスーパードライ・パシフィック・ネーションズカップ2025準決勝、トンガ代表に挑むラグビー日本代表の試合登録面b-が発表された。LOジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)がスターターに復帰。リザーブはフィジカル勝負となる相手に対して、FW6人、BK2名体制で挑む。エディー・ジョーンズHCは「フィジカルでしっかり勝つことが、最初のチャレンジ」と話す。

トンガ戦試合登録メンバー

若手メンバー主体のジャパンはファイナル進出をかけてトンガに挑む

若手メンバー主体のジャパンはファイナル進出をかけてトンガに挑む


1 木村 星南(3)
2 江良 颯(3)
3 竹内 柊平(17)
4 ジャック・コーネルセン(22)
5 ワーナー・ディアンズ ◎(25)
6 ベン・ガンター(13)
7 下川 甲嗣(16)
8 ファカタヴァ アマト(16)
9 藤原 忍 (14)
10 李 承信(22)
11 長田 智希(19)
12 チャーリー・ローレンス(2)
13 ディラン・ライリー(32)
14 石田 吉平(4)
15 サム・グリーン(3)

16 佐藤 健次 (2)
17 小林 賢太 (2)
18 為房 慶次朗(13)
19 ワイサケ・ララトゥブア(4)
20 ティエナン・コストリー (7)
21 マキシ ファウルア (18)
22 福田 健太(3)
23 廣瀬 雄也 (2)

ラグビー日本代表 エディー・ジョーンズHC

――トンガ代表戦のセレクションについて


(アメリカの)デンバーで良い準備ができていました。週の頭に負荷を減らしましたが、フィジカル的には良い状態です。トンガのスコッドを見ると(PNCの中で)経験値が高い。(大会前に)4週間の準備をしていて、デンバーにも1週間前に入ってきて、タフな試合になると思っています。素晴らしいセミファイナルになると思います。

ジャパンは安定的な一貫したセレクションができています。残念ながら選ばれなかった選手もいるがポジション争いが激化するのは良いトレーニングができているからだと思います。

――共同キャプテンのHO原田衛が離脱したが


原田が離脱しましたが、オフフィールドで素晴らしい仕事をしてくれました。次に誰が仕事をするかといえば長田です。(原田が)リハビリをして秋のキャンペーンに戻ってきてくれたらいいと思います。


――ケガから復帰したジャック・コーネルセンが4番、FL(ティエナン・)コストリーが控えに入りました。


今回先発するジャックですが、ハムストリングを負傷していましたが、フルに回復しています。2週間の準備をしてラインアウトの準備でサポートしてくれるし、経験値の高い選手です。

ウェールズ戦以来の先発となるジャック・コーネルセン

ウェールズ戦以来の先発となるジャック・コーネルセン


控えはFW6 BK2にしました。(そうすることで)標高の高いところの試合で、FWの高いワークレイトが必要で、ベンチを6人にして、80分、(FWが)全員が戦い続けてくれると思います。ティエナンはハイブリットな選手としてバックローだけでなく、スピードがあるのでWTBもカバーでき、ハンドリングもあるので、FL奥井(章仁)ではなく彼を(ベンチに)選びました。

ティエナン ・コストリー

ティエナン ・コストリー


――SHの先発を藤原忍、控えを福田健太に戻しました。


切れ味を取り戻して、良い練習をしていたので藤原を先発 福田がフィニッシャーにしました。ベンチから出て試合を締める選手を重要視しています。藤原が(先発として)ペースを上げていって、福田は(試合に)適応する仕事をして、良い締めをしてくれると思います。 

――FLベン・ガンターの評価は?


グラウンド外の取り組みが非常に改善しました。フィットネスがものすごく高くなり、持っていたスキルも活かせるようになったし、コンタクトでヒットするタイミングも抜群だし、ボール持ったときのペース、アジリティーも優れている。オフフィールドの取り組みが向上し、ベストなパフォーマンスを発揮できていると思います。

ベン・ガンター

ベン・ガンター

――先週の試合、WTB石田選手がハーフタイムで活を入れられたと言っていましたが……、どう改善したのか?


彼とどういう会話をしたかというのはプライベートなことなので伝えたくないが、彼の持ち味や得意なところをリマインドしました。


――LOワーナーのキャプテンシーについて


ワーナーに関して何が一番良いかというと、あえて複雑にしない。ラグビーは複雑な競技ですが、ややこしく複雑にさせず、どれだけシンプルにできるか。特に若い選手主体のチームだと正しいことをすると確信させてあげる、何か変更するのであれば道理を伝えるということが非常に良くできていると思います。

プレーに一貫性が見られる李承信

プレーに一貫性が見られる李承信


――好調のSO李承信について


彼はワーナーとグラウンド内でコミュニケーションが取れると感心しています。彼らはゲームの流れを感じることができ、10番を背負っている承信は、コミュニケ-ションが非常に大事でよくやってくれている。基礎スキルもしっかり持っているし、キック、ゴールキックも精度高いし、パス、ランも良いクオリティーができている。もっとスキルを発揮してほしいし、良い選手は頻繁にできるし、他の選手にもクオリティーの高いプレーをしてほしい。

チャーリー・ローレンス

チャーリー・ローレンス


――CTBチャーリー・ローレンス、控えのCTB廣瀬雄也についての評価は


2人とも違う特性を持っていると思います。チャーリーはタフで愚直な選手です。若いときに日本に来て、ここまでの道のりは険しかったと思います。苦しかった道のりがパフォーマンスに出ているかと思います。廣瀬は有望な選手だと思っています。ナチュラルに、なめらかな動きができて、試合、ラグビーもよく見れていますし、キックも遠くに飛ばし、パスもスキルもあり、ペースもある。

3試合連続メンバー入りを果たした廣瀬雄也

3試合連続メンバー入りを果たした廣瀬雄也


どこがベストなポジションかまだ模索中ですがユーティリティーな選手として起用できると間違いなく思っている。12、13番だけでなく、WTB、FBもカバーでき、高校の時は10番もやっていた。複数のポジションがカバーできる選手だし、良い形で育っていると思っています。いつになるかわからないが、近々スターターとして試合に出場できるようになる選手だと思っています。

――メンバーに廣瀬をはじめ、明治大のキャプテン経験者がたくさんいますね


ちょっと心配ですね(苦笑)。


――トンガ戦代表でどんなプレーを見せたい?


フィジカルでしっかり勝つことが、トンガ戦の最初のチャレンジです。またタクティックスのところを丁寧にやるところも大事になってくると思います。


LOワーナー・ディアンズ キャプテン


――共同キャプテンのHO原田が離脱したが


オフフィールドのところは衛さんが見ていたが、自分ができるだけチームを助けてやっています。


――トンガ戦ではどんなプレーをしたい?


僕、初めてトンガと対戦するが、前に見ていた試合はすごくフィジカルだった。自分たちが見せたいラグビーは、超速ラグビーをしながら、FWはコンタクトの部分でフィジカリティーを出すことです。


――デンバーは標高が高いが……


練習中はいつもより、ちょっとしんどい。フィットネスが一気になくなった感じはあったが、練習が進めば忘れちゃうというか、目の前のことに集中してプレーが続けられるから、試合もそんな感じになると思う。リカバリーはストレッチやアイスバスをいつもより多めにやっているので、良いコンディションで試合に入れると思います。


――キャプテン3試合目です


いつもよりちょっとプレッシャーがあるというか、強い思いで、試合に入らないといけないが、プレーに関しては、自分は良いパフォーマンスを出そうとしているので良いパフォーマンスがしたいですね。特に変わっていないですね。ラインアウトのリーダーをやっていて、(李)承信とコミュニケーションをしながら試合をしていますが、ラインアウトだけでなく全体(を見る)と変わったくらい。


――アタックリーダーのSO李について


2人で練習の前、後もいろいろと話をしている。良いアタックの考えがあり、良いアタックリーダーだと思います。

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