30日、ラグビー日本代表は「アサヒスーパードライ、パシフィック・ネーションズカップ2025」の初戦、カナダ戦に大勝し白星発進。この試合で初キャップを獲得したCTB廣瀬雄也(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)は、「夢が叶った瞬間だったので、今までにない感情がいっぱい出ましたが、気持ちはしっかり切り替えることができた」と話した。
廣瀬雄也

(初キャップ)嬉しいの一言です。メンバー発表があった時から、そわそわした1週間だったんですが、今日も出る直前までずっと今までにない感情で、居ても立っても居られない感情がありましたけれども、いざピッチに入ったときには、いつもどおりに、自分の役目をどう遂行していくかということに気持ちを切り替えることができて良かったかなと思います。

ピッチに入る廣瀬雄也


ずっとエディーさんにはファーストプレーで、どれだけ自分の強みが出せるかということを言われていたんで。今日のファーストプレーが今後のジャパンに残れるかの生命線だと思っていました。そこはしっかり出せたかなと思います。

(今までにない感情というのは?)本当に夢がかなった瞬間だったので、今までにない感情というのがいっぱい出てきましたし、本当に今までお世話になった人の顔もたくさん浮かんできましたし、みんなもおめでとうっていってくれたりとかありましたが、気持ちをしっかり切り替えることはできていました。

自陣から敵陣奥に蹴り込む廣瀬

相手が処理に手間取っている間に追いつきプレッシャーをかけ、ボールを奪う
(思い切り仕掛けもありました)あの場面はたまたま自分がそこにいたということもありますが、自分の強みは何かと考えたらトライまで持っていこうという気持ちなので、しっかりとキャリーすることができたかなと思います。
(前半はうまくいかなかったが)前半はもう完全に自分たちのペナルティーのところだと思う。BKだけのアタックのところも全然コミュニケーション取れてませんでしたし、カナダのプレッシャーもあったと思いますけど、自分たちで自分の首を締めているということが、外から見てもわかっていたんで、後半はただそこのディシプリンを守って、ジャパンの持ち味をすごく出せたかなと思います。

ウォームアップする廣瀬
(追加招集からの代表活動は?)ウェールズの時に合流したときは、本当についていくのに必死で、サインの名前とか、そういうジャパンのラグビーを自分の頭にインストールすることで精一杯で大変でしたけど、本当にゼロからのスタートなので、マイナスなことはない、自分が体張ってやり続けるしかないって割り切って、エディーさんにどれだけ成長したかを見せたかったし、何も背負うものがなかったので必死でした。

追加招集された廣瀬「ウェールズの時はついていくのに必死だった」
(代表でのラグビーはやっぱり違う?)
はい。全然違います。ジャージを背負って日本のために戦っていますし、いろんな国籍の選手たちが集まって日本のために戦う。君が代とは何なのかというのもしっかり考えながら、一つに向かって戦っていくのはラグビーしかできないんじゃないかなと思っています。
(今シーズン、スピアーズで活躍したが、リーグワン決勝のメンバーからは落選した。その影響はあった?)
そこ(メンバー落ち)がいろいろ自分の中でも分岐点となった。最初は(6月の)日本代表にも落ちてしまったし、逆に、(日本代表で頑張るという)決心がついたので良かったです。
(CTBライリーと交替して、珍しい13番での出場となりましたね。)
公式戦で、13番で出るのは初めてで、まさかジャパンで出るとは思わなかった。(エディーさんに)両方やれと言われていて(練習では12番、13番の)両方やっていた。(ハードランもあったが)そこはエディーさんに言われていたところでした。

(体重は今何kg? 大学時代100kgの日本人CTBを目指すと言っていたけど)
今、96kgです。スピードも保ちながら、徐々に増やしていきます。
(代表のジャージーは2枚あると思いますが誰にあげる?)
(自分の)両親と、奥さんの実家に渡したいと思います。