池田悠希「フィジー戦は選手として成長するために大きな試合だった」 | ラグビージャパン365

池田悠希「フィジー戦は選手として成長するために大きな試合だった」

2025/10/08

文●編集部


PNC(パシフィックネーションズカップ)2025で、初キャップを獲得したCTB池田悠希(リコーブラックラムズ東京)が8日、オンライン取材に応じた。けが人続出で急遽招集された背景や、それまでの準備、さらにはこれからメンバー定着するために何をアピールしていくのかなど話した。

「けが人の状態次第ではゲームに出るということも伝えてもらっていた」

――フィジー戦の週に現地入りしたこと

招集していただいたときはすごく嬉しかったですし、最初怪我で離脱してから自分にはPNCのチャンスはないかなと正直思っていました。実際、週の中頃に合流して、チーム練習自体は1回しか出来なかったんですけど、けが人の状態次第ではゲームに出るということも伝えてもらっていたんで、試合に出れる準備をしっかりしていました。

――準備は十分ではなかったけど、キャリーの部分でいいパフォーマンスでした

途中出場でしたけど、試合もずっと見ていて、相手のディフェンスとかも見ながら、ああいうフラットなアタックが効果的だなというふうには感じていましたし、そういうコミュニケーションはハーフタイムのときから選手同士でも取れていました。

試合に出たら自分の強みはボールキャリーなので、そこをしっかり発揮してチームに貢献しようというのは考えていたので、いい形で何回かボールキャリーができて良かったかなと思います。

――これからプレータイムを伸ばしていく、チーム定着していくためにコーチからはどんなアドバイスされているか。


フィジー戦のフィードバックで、ボールキャリーのところはすごく評価していただいているんで、それに加えて合流時期も少し遅くなってしまったので、ジャパンのラグビーにもっともっとフィットするというところと、あとはフィジカルの部分、そこは自分の強みでもあるので、アタックでもディフェンスでもしっかり発揮してリードしていって、練習中からも発揮して、また試合メンバーに選ばれるように頑張りたい。

――怪我への対策は

準備とリカバリーのところはしっかり自分でルーティンをもってやっていっていますし、それでも怪我をしてしまうことがあるので、ルーティンの内容をちょこちょこ変えたりもしながら試行錯誤してやっています。あと、代表のトレーナーの皆さんがすごく密にコミュニケーションを取ってくれるんで、相談しながら治療も受けてという感じで、怪我しないようにトレーニングに挑んでいきたい。

初キャップの感想は「すごく嬉しかったし、感謝の気持ちでいっぱい」

――初キャップの感想は?

やっぱりすごく嬉しかったですし、本当にこのキャップを取るまでに、いろんな人にサポートしてもらっていたんで、すごく感謝の気持ちでいっぱいです。

――何か変わりましたか?

まずインターナショナルレベルの試合を経験して、そこで試合できたらこそ感じた自分の通用した強みの部分もそうですし、改善しなきゃいけない部分も見つかったので、そこは自分が選手として成長していくうえで、すごく大きな試合だったかなと思います。

――どこを改善したいと思っている?

まあいろいろあるんですけど、大きな反省としてはボールキャリーのところでやっぱり自分が想定した以上に相手のフィジカルが強かったんで、タフな状況でのボールキャリーとボールセキュリティだったり、ボールキャリーの仕方というのはもう少し早めに判断していかないといけないなと感じました。

――5月はどこを怪我した?

ふくらはぎの肉離れですね。左です。

池田悠希

池田悠希


――これから対戦してみたい相手は?

個人というより、南アフリカとの試合が控えているので、オーストラリアもありますけど、世界ランク1位の南アフリカとの試合はやっぱり出てみたいですし、そこで自分がどれだけ通用するのかというのを試したい気持ちはありますね。

――BKでは今どんな練習をしている?

PNCの反省としてブレイクダウンの寄りの速さであったり、攻守の切り替えのところやディフェンスのコミュニケーションだったりとか、アタックの際にしっかりスペースを見つけてそこに効果的にボールを運ぶためにコミュニケーションを取るというとこるが課題としてあがったので、そこにフォーカスして練習を積んでいますね。

今年のチームは「すごく自信がついてきた」

――去年と今年、チームとして変わったところは?

すごく自信がついてきたなというふうには感じていて、アタックの精度であったり、あとはキッキングゲームが今年はより導入されているんで、そこのキックの使い方だったりとか、そういう部分で試合を有利に進めれる部分が増えてきたな感じます。

――ディフェンスについては?


チームとしては、去年からもそうだったんですけど、しっかりダブルタックル、二人でコンタクトするところ。1人目が速く低く入って、2人目がしっかりボールを殺してファイトするところ、今年はより強調して練習していますね。

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