福田健太「カナダ戦・アメリカ戦のパフォーマンスには満足していないけど、いい感覚に近づいてきたかな」 | ラグビージャパン365

福田健太「カナダ戦・アメリカ戦のパフォーマンスには満足していないけど、いい感覚に近づいてきたかな」

2025/09/20

文●編集部


19日、ラグビー日本代表はパシフィックネーションズカップ2025ファイナル、フィジー戦の試合登録メンバーを発表。さらにSH福田健太(東京サントリーサンゴリアス)がオンライン取材に応じた。

今、出場機会を与えられている事自体に感謝しつつ、決勝となるフィジー戦ではゲームのテンポをコントロールしてキックを効果的に使い、フィジーのFWを疲れさせ、日本が掲げる「超速ラグビー」を適切な場面で発揮することが重要だと強調した。

――現状について


PNCに日本代表の一員として戦っていることはすごい誇らしいことでもありますし、本当にチャンスをくれたエディーには感謝しかないところがまず一つで、その中で戦ったカナダ戦、アメリカ戦でのパファーマンスは満足はしていないですけど、去年のシーズンを踏まえて、やっとこのいい感覚に近づいてきたなというところです。


――次のフィジー戦にむけて

SHの場合、9番と21板では役割が変わってくると思うので、今回21番として、後半の状況がわからないですけども、ゲームの勝負を決めるタイミングで入ると思うので、勝っている状況であれば、しっかりゲームを落ち着かせて、その勝っている状況でもどんどん捌いて、相手にチャンスを与えずに、エリアマネジメントだったり、(相手の)ファワードを消耗させるというところも考えながら、最後、ホイッスルがなった時に、勝てるように導いていきたい。負けている状況であれば、しっかりとジャパンの強さでフィジーに対抗するには、「超速ラグビー」が大事で、あとハードワークして勝つところだと思うので、テンポを上げられるように引っ張っていきたい。

――フィジーに勝利するイメージ


チームミーティングでもエディーからも言われたのですが、フィジーの選手のアスリート能力は世界でもトップを誇るということは、ラグビーを見ればわかると思います。そういった能力が強い相手に対して、ジャパンとしては「超速ラグビー」で相手のフォワードを消耗させながらBK展開というところが一番理想なのかなと思います。コリジョンバトルのところは避けられないので、うまくドミネートされないように、いいパスだったり、フットワークを使いながら少しづつ前に出ていくことが必要かなと。

――ディフェンスについて


最初の5歩、最初のスプリントから意識して、その上がるスピードというところはギャリーがきてからさらに意識してやっているかなと思います。ただその中でも1:1の状況をつかってしまうと前にどんどん出られてしまうので2人でファイトするというところはギャリーも口酸っぱく言っているので、みんなの頭の中には刷り込まれているかなと思いますし、実践でも出来ていると思います。

それをフィジー相手に、フィジーはオフロードを繋いでくると思うので、前に出て、相手に判断させない、判断を指せる時間を奪うようにラインスピードをあげられてたらいいのかなと思います。


――PNCは初めての相手との試合


試合になっちゃえばそこまで考えることはないですけど、アメリカで試合をやっているので、スタジアムの雰囲気だとかは今までに新鮮な感じです。2戦目のアメリカ戦はサクラメントでアメリカのホームだったので、日本では感じないような声援だったり、みんながスタジアムを叩いて、地響きみたいな感じがしていました。そういった中でも自分たちに集中するというところはこのアメリカ遠征でみんなが手に入れた武器なんじゃないか」



――連続出場できていることで

まずはテストマッチの雰囲気に慣れてきているということ。テストマッチを経験出来ているところは自分に取ってプランになっているかなと思います。自分のスキルを信じて100%遂行するというところはこの3戦を続けて自分の武器になっているかなと思います。

――2023年を経験したことは何か活かさせている?

2023年を経験してから、24年に大怪我してしまって代表から遠ざかってしまったんですけど、あの23年の経験をしたからこそ、もう一回、日本代表に戻りたいという思いをずっと持ち続けてきたので、23年は10分ぐらいのプレータイムでしたけど、すごく今につながっているかなと思います。

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