図解・ジェイミージャパンがジョージア戦で決めた4つのトライ | ラグビージャパン365

図解・ジェイミージャパンがジョージア戦で決めた4つのトライ

2016/11/15

文●斉藤健仁


11月12日(土)、ラグビー日本代表(世界ランキング12位)はジョージア代表(同11位)とトビリシの・ミハイルメスキスタジアムで欧州遠征1試合目を戦った。ジェイミー・ジョセフ新HC(ヘッドコーチ)体制においては2試合目のテストマッチとなった。

FWが強烈でスクラム、モールに定評があり、2015年のワールドカップ組が14人先発したジョージア代表に、日本代表は前半1トライ、後半3トライを挙げて見事に22−28で逆転勝利を挙げた。もちろんジェイミージャパンとしては初白星となったが、勝利に結びついた4トライを振り返りたい。

 

アンストラクチャーから決めた先制トライ

まずはアンストラクチャーからの先制トライ。

開始早々からジョージア代表のスクラム、モールの圧力に反則し、日本はピンチを迎える。

しかし、9分、日本代表はゴール前のディフェンスで粘り、こぼれたボールを35歳のPR仲谷聖史がセービングしターンオーバー、そのボールをまっすぐキックし、相手ボールになったが、中盤でFLマルジーン・イラウア、WTBカーン・ヘスケス、FL布巻峻介がカウンターラックでオーバーし、HO堀江翔太がジャッカルして再びボールを奪取することに成功。

ジェイミー・ジャパンでは「ターンオーバー直後に9、10、15番が1秒でスペースを見つけて判断する」という決まりがあるという。

この場面では、マイボールになった直後にSH田中史朗はすぐに左に展開。FB松島幸太朗は、裏のスペースにキック。キックを蹴ったFB松島が俊足を活かしてボールを競り合い、こぼれたボールをフォローしたWTBヘスケスがキャッチし、タックルを受けながらも「WTBの役割の一つ」(ヘスケス)であるオフロードパス、最後はそのパスをキャッチしたFB松島がインゴールに飛び込んでトライを挙げた。

10月、ジョセフHCが就任して初めての練習でアンストラクチャーからのアタックを練習していたが、まさしく、その形で獲ったトライとなった。

 

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