大学選手権決勝前夜―早稲田大学HO佐藤健次キャプテン・服部亮太 | ラグビージャパン365

大学選手権決勝前夜―早稲田大学HO佐藤健次キャプテン・服部亮太

2025/01/12

文●編集部


1月13日、今シーズンの大学日本一を決める第61回全国大学ラグビー選手権大会決勝が行われる。ファイナルに進出したのは、今シーズン無敗の5大会ぶりに日本一を目指す早稲田大学と選手権6連覇を目指す帝京大学だ。早稲田大学のキーマン、HO佐藤健次キャプテンとSO服部亮太が取材に応じ、決勝に向けた意気込みを語った。

早稲田大学 HO佐藤健次キャプテン

――決勝です。


ワクワクしています。高校は3年間決勝の舞台に立って、大学でもその予定でしたが、2年と4年しか立てていなくて楽しみな気持ちが大きいです。4年間、上井草でお世話になって、高校時代から大きく成長したなと思うことがあるので、このグラウンドには感謝しかないし、最後、優勝という結果でしか恩返しできないし、全部員の思いのためにも勝ちたい。


――高校の同期・帝京大の青木恵斗キャプテンとの対決です


個人的に負けたくない気持ちはありますし、今のところ、(青木は)6連覇かかっている状況もあるが、1対1の勝負ではなく、『どっちがチームに良い影響を与え続けられるかの勝負』なので、惠斗にも帝京大にも負けたくないので、その気持ちを全面に出してプレーしたい。

佐藤健次

佐藤健次

――荒ぶるへの思いは


優勝するために早稲田に来て、1回も歌えていないので、優勝に対する思いはどのチームよりも強いし、どのチームのキャプテンよりも強いと思うので、体現したい。決勝という舞台でもいつも通り楽しんで、結果、荒ぶるが歌えればいいので、自分のプレーにフォーカスして頑張りたい。


――決意表明ではなんと?


早稲田大に4年間優勝するつもりで来たが、過去3年間は不甲斐ない結果に終わったが、今年のチームには自信あるし、4年生は4年間、3年生は3年間、やってきたことが正解だと思わせるように主将として一番体張ります(と宣言した)。(また)しんどいとき、チームが上手くいっていないとき、僕を見て、僕が良いプレーをしたりチームを鼓舞するようなプレーをすると宣言した。そういうプレッシャーがあった方が良いプレーできると思っているので、全員の思いを背負っていると口にすることで、チームの代表として戦っているとなるので強みに決意表明した。

――ラグビー面的に勝つには何が大事に


相手が優勝を経験して知っている帝京大なので、キャッチ、パスでミスするときもあると思うので、オフザボールのときに、どういう動きをするか。そういうところで勝敗が決まってくると思うので、そこの精度にこだわりたい。


――学生最後の試合ですが


そんな感じが全然しなくて、まだまだ学生と試合がある感覚です。大学生最後だと思うと逆にプレッシャーになってしまうので、今のメンタリティーの方がいいかなと思う。アカクロ着られるのも最後だし、大学最後の試合なので、早稲田に成長させてもらったし、早稲田に来たからこそこういう選手になれたので、早稲田大に恩返ししたいし、1年生のときから大田尾さんに成長させてもらったので、最後に大田尾さんを胴上げしたい。

早稲田大学 SO服部亮太

服部亮太

服部亮太


――明日、決勝です


この1年間、上井草でやってきたことを出せる最後のチャンスだと思うので、しっかり自分のやるべきこと、チームの準備してきたことを出したい。チームが苦しい時間帯に、僕のキックでエリアを回復したり、僕のキックで敵陣に深く入り込むことができれば勢いがつくと思う。最後の1試合なのでやり切るだけだと思う。僕もチームも準備してきたことを出せれば勝てると思うので、最後勝ちきって「荒ぶる」を歌いたいと思います。


――ゲームコントロールで意識していることは


80分、キックや、どのエリアで戦うかを考えてやらないといけない。80分戦える自信がだんだんついてきた。最初は緊張したが、慣れてきた。

――キックの使い分けについては


中盤で思いっきり蹴りすぎてもインゴール超えてしまい、不利になってしまうときもあるので考えながらキックを蹴っています。


――12番に野中選手がいます


サインや次どうするというのを話をしてくれるので助かって言います。


――明日10番として大事にしていることは


勝ちきることを大切しています。自分のプレーが良かったりチームが良くても勝たないと意味がないので勝ちきることを意識しています。いつもやってきたことをやれば必ず勝てると言われています。コンテストキックや普通のキックのコントロールをもっと上げればチームがもっとやりやすくなるので練習でやりました。

――相手が服部選手のロングキックを警戒して下がっているので、スペースも生まれています。


空いているスペースにキックを落とすことも大事ですが、とりあえずエリアを回復することも大事なので、相手が下がっていても下がっていなくても奥に蹴ることを意識しています。


――自分でボールを持ってのランの意識は


前を見て空いていれば、一番抜けるし、裏に抜けることができるので、パス、キックだけでなく、ランも意識しています。

――対抗戦では帝京大に勝ちましたが


対抗戦と大学選手権では帝京はまったく別のチームとみんな言っていて、夏と秋は勝ったが、余計に帝京大はかけているのでいつもと違うのかなと思います。


――15人制で初の日本一になりますね


勝てば15人制では初の日本一だし、早稲田という伝統のあるチームで1年生から決勝に出るのは誇りに思うし、1年から優勝すればこれからのプレーにも自信がつくと思うので、明日、勝ちたいと思います。



――決勝に向けての準備期間で感じることは


だんだんチームの雰囲気も良くなってきていて、普段や練習のコミュニケーションでも1~4年関係なく取れているので、その部分が今の早稲田の強みだと思っています。

――相手のジャージを着せたダミーにタックルしました


相手のジャージーにタックルするとみんな気合い入って、盛り上がるので、あの瞬間は結構、自分は好きです。毎回、ジャージを着せてやっています。


――ジャージ授与式の後の決意表明ではどのようなことを言った?


まずは10番で出られること誇りに思うということと、自分の最大限持っているものを出すと言いました。

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