女子7人制ラグビー、国内最高峰のサーキットシリーズ、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2023・第2戦秩父宮大会が東京・秩父宮ラグビー場で行われた。
決勝に進出したのは熊谷大会と同じ、ながとブルーエンジェルスと日本体育大学女子ラグビー部の2チーム。激戦を制したのはながと。2大会連続の優勝を果たした。
また3位には今シーズンコアチーム昇格を果たしたナナイロプリズム福岡が昨年総合優勝の東京山九フェニックスに勝利し入賞を果たした。第2戦ということでどのチームも初戦での課題を修正し、どの試合も激戦が続いた。まずは2日目の準々決勝~決勝までを写真で振り返る。
準々決勝 ナナイロ 22 -14 三重パールズ
前半リードを許したナナイロはサクラセブンズ・永田花菜が鮮やかなランで逆転トライ。

前半3分保井沙予のトライでパールズが先制

同点とされた6分、ジャネット・オケロがトライ

ジャネット・オケロ

保井沙予と山中美緒のタブルタックル

西村蒼空

後半1分、ジラワン・チュトラクンのトライでナナイロが反撃

永田花菜が庵奥里愛との1on1で抜き去りトライ

直後のキックオフボールが乱れ拾った大橋聖香がそのままトライ

ナナイロが初の準決勝進出

桑水流裕策監督
準々決勝 フェニックス 31 -0 アルカス熊谷
フェニックスがアルカスを自陣に封じ込めラグビーをさせず快勝!

タックラーをものともせずインゴールへ突進!ニア・トリバーのスーパートライ

その2・タックラーをものともせずインゴールへ突進!ニア・トリバーのスーパートライ

その3・タックラーをものともせずインゴールへ突進!ニア・トリバーのスーパートライ

その4・タックラーをものともせずインゴールへ突進!ニア・トリバーのスーパートライ

原わか花のトライでリードを広げる

アルカスはなかなか自陣を脱出できなかった

ナタリーライト

原わか花がタックルを受けるも

見事なボディバランスで突破

サクラ15・長田いろは

原わか花
TKM 10 -12 日体大
後半までもつれる展開。日体大は勝利間際でミス。それでも2点差で薄氷の勝利。

新野由里菜

前半4分大内田夏月の先制トライ

カリン・タキティムクックに対して高橋夏未がタックル

後半3分角川穂乃花のトライで5-7

カリン・タキティムクック

後半5分、高橋夏未がゴール中央にトライを決めるも

新野由里菜のゴールは決まらず

日体大が自陣でボールを奪うと堤ほの花がカウンターアタック

新野由里菜がシンビンとなり6人になった日体大に対してTKMがアタック


鈴木彩夏がトライ

斉藤琴音のコンバージョンは決まらず10分にわたる大熱戦は日体大が勝利

責任を感じた新野主将は号泣
ながと 26 -0 PTS
辻崎由希乃の先制トライでいい流れをつくるもPTSの粘り強いディフェンスに苦戦。序盤、ようやく連続トライで突き放しながとが快勝。

開始38秒、辻崎由希乃がサクラセブンズ梶木真凜をハンドオフ

ながとが辻崎由希乃のトライで先制

伊藤睦

後半3分、ビアンカ・シルバのトライ

平野優芽

後半4分、ククタイのトライ

葛西杏奈

藤崎春菜がダメ押しのトライ

追加登録された田中笑伊がコンバージョンを決める
準決勝 フェニックス 10 -12 日体大
堤ほの花と向來桜子のトライで獲得した点を粘りのディフェンスで守り抜く。ニアのトライも向來桜子が最後までカバーし、ゴール中央までボールを運ばせない最後まで動き続けた日体大が2大会連続の決勝へ。

向來桜子が大竹風美子にプレッシャー

原わか花はスクラムハーフのポジションから攻撃することも

前半2分堤ほの花のトライで日体大が先制

前半4分、向來桜子のトライで日体大が追加点

サクラセブンズ・水谷咲良

タッチライン際を「ニアステップ」で乗り切る・その1

タッチライン際を「ニアステップ」で乗り切る・その2

タッチライン際を「ニアステップ」で乗り切る・その3

タッチライン際を「ニアステップ」で乗り切る・その4

ニアに対しても高橋夏未がしっかりタックル

勝利したかと思われたが・・・

まだ試合は続いていて、マイボールスクラムからボールを確保し大内田がタッチに蹴り出しノーサイド

今度こそ本当の勝利

昨年の総合優勝・東京山九フェニックスは熊谷大会に続き、東京大会もファイナル進出ならず
準決勝 ながと 19 -17 ナナイロ
初の決勝進出を狙うナナイロ。前半連続トライでリードを許すも後半ジラワンのトライで反撃を開始。トライ数ではながとに並ぶもゴール2点差で惜しくも敗れ3位決定戦へ。

ジラワン・チュトラクンのトライでナナイロが先制

永田花菜のコンバージョンも決まり7-0.

前半4分磯貝美加紗のトライで同点

ナディーン・ルース

大谷芽生の突破をとめる中村知春、サクラセブンズ同士のマッチアップ

さらにグレース・ククタイもトライを決め19-7とながとがリードして前半を終了

後半開始早々、ジラワン・チュトラクンのトライでナナイロが反撃開始

永田花菜が内側にステップを切ってディフェンダー2人を交わす

決勝 ながと 24 -22 日体大
辻崎由希乃の先制トライでながとの流れになるかと思われたが、松田凛日のパワフルラン、大内田夏月のトライで日体大がリードして前半を終える。

熊谷大会と同じ対戦カードとなった決勝

この日追加登録された田中笑伊

松田凛日の突破。平野優芽を振り切る
後半、平野優芽のトライからながとが反撃。キヴィット、ルースの連続トライで12点差まで広げる。

日体大がカウンターラック

向來桜子がボールを奪いラックに

堤ほの花がボールを出し展開.

大内田夏月が平野優芽を交わす

仰向けになりボールをグランディングする大内田夏月

新野由里菜のコンバージョンは決まらず

後半、大内田夏月のタックルをものともせずインゴールにボールを持ち込む平野優芽

平野優芽がトライ

後半3分キヴィットのトライ

後半4分、松田凜日が相手タックルを2人、3人と引き連れて強引に前に出る

松田がダウンボールする直前、ながとの平野優芽がボールを強奪

平野が強奪したボールをルースがそのままクイックでアタックしトライ

後半5分、向來からパスを受けた東あかりが独走して7点差に追いあげる
12点差をつけられた日体大は東あかりのトライで7点差まで反撃。さらにフルタイムのホーンが鳴ったあと相手ボールスクラムを押してボールを奪い、PKを得て反撃。新野由里菜がトライをあげるが、同点を狙った新野のコンバージョンは外れ、2点及ばず。ながとブルーエンジェルスが熊谷大会に続き2大会連続優勝を飾った。

ロスタイムに入ってからのプレーで日体大がPKを獲得し、堤ほの花がアタック。向來桜子が激走

日体大PR新野主将がトライして2点差に迫る

トライを決めた新野由里菜が両腕をあげて喜ぶ

向來桜子も駆け寄る

新野由里菜がゴールを狙うも失敗
