ラグビー日本代表は23日からスタートした、宮崎合宿の第2クールを打ち上げた。「10日間の地獄のようなトレーニング」(ジェイミーHC)を終え、指揮官であるジェイミー・ジョセフヘッドコーチがジャパンの現在地について取材に応じた。
S&C(ストレングス&コンディショニング)とアンストラクチャーにこだわってやってきた
――第2クールはタフなメニューが続きました
(ワールドカップで対戦する)相手よりもハードなトレーニングしないといけないし、相手はプロチームで長いことやっているし経験地も高いし、強いしでかい相手。それを上回るくらいの練習量をやらないといけない。あそこまでやるとケガが発生します。イシレリが左のふくらはぎを今回、負傷してしまいました。非常にここまで彼はよくやっていて急成長してきたにも関わらず、最後のスクラムセッションで、ケガで終わってしまったのは残念に思います。
今日の選手たちの表情、取り組み、活力を見ていただければわかると思いますが、すごく笑顔も出ていましたし、活発に動いていたと思います。とても10日間の地獄のようなトレーニングを重ねてきた選手たちとは思えないぐらいだと思います。なぜ、そうなれるか。一致団結力、結束力が高まっているからそうできるんだと思います。
――組織ディフェンスの練習に時間を割きました。
(日本と)体格差があるが故に、相手はダイレクトに狙ってくる。だからこそタックルエリアを重点的にこだわってやってきました。第1、2クールとS&C(ストレングス&コンディショニング)とアンストラクチャーにこだわってやってきたが、第3クールはセットプレーからアタックとディフェンス、22mからの脱出であるイグジットやプレッシャーをかける戦術をやっていきます。
――スポットコーチとして「リーグラグビー」の元NZ代表だったキッドウェルコーチを呼びました。
彼を呼んだのはタックルのエキスパートであり、リーグラグビーで教えている方。彼はタックル技術を教えるだけでなく、小さい相手を大きい相手に対してのタックル技術に長けているので呼びました。
――PR中島イシレリの状態は?
詳しくは見ていないのでわからないが、肉離れなので、最低1ヶ月から6週間くらいになると思います。