矢崎由高が先発80分出場―感じた差は「一発の集中力」 | ラグビージャパン365

矢崎由高が先発80分出場―感じた差は「一発の集中力」

2025/10/26

文●編集部


25日、ワラビーズに15-19と惜敗したラグビー日本代表。FB矢崎由高(早稲田大学)は先発し80分フル出場を果たした。相手のキックをキャッチしてからのカウンターアタック。真骨頂のスペースを瞬時に察知し相手のディフェンスを掻い潜るランはこの日も会場をわかせた。試合後のコメントを紹介する。

FB矢崎由高

――早稲田大にはなんと言われたのか?

大田尾(監督)さんには早稲田にいるときは早稲田で、(日本)代表にいるときは代表で、全力でやれと言われているので、引き続き頑張っていきたい。

――試合を振り返って

悪天候の難しい中で、どうゲームを進めていくか話し合っていたが、最後まで改善できなかった。

――良いランも何度かありましたが

正直、こういった競った場面でラインブレイクやトライを取らないと、僕の成長もそうだし、日本代表の勝ちもないと思うので、競った試合でしっかりキープレイヤーとなれるように、もっと勝負を決める選手になっていかないといけない。

矢崎由高

矢崎由高

――昨年はオールブラックス、今年はワラビーズと対戦しました。感触は?

まったく違うチームなので、間違いなく、まったく別の感触です。やっぱり去年は緊張があり、すごい一つのこと、目の前のことに集中しちゃって、周りが見えていないことが多かった。今日はディフェンスで周りの人とコミュニケーション取れたり、アタックのときも内側の選手としゃべれたりした。そういったコミュニケーションが取れているところは成長できているかな。

――4点差での敗戦でした

4点差で負けなので、最後の時間帯で、僕のブレイクダウンでミスもありましたし、ミスをしないという意識だけでなく実行しないといけないと感じた。4点差っていうよりも、負けは負けなので、しっかり受け止めて次につなげたい。

――相手との差はどこに感じた?

やっぱり、チャンス、ピンチと感じたときの一瞬の集中力は研ぎ澄まされた感じがしたので、僕ももっと研ぎ澄ませていきたい。

――後半20分以降は、日本代表のペースになりました

日本代表としてもいいハードワークした練習ができて、(昨年は)最後の20分、減速してしまうチームだったが、最後まで足が動いたのは一つの収穫だったかな。

――対戦してみて、ワラビーズの印象は

随所、随所にそうだったが、ハイボールキャッチの高さ、一人一人のタックルした後のボディーバランスは僕らにないものを感じたし、そこをどう攻略していくか。一つは慣れというのもあるが、どう自分の中で予想して、予測して、そういう動きをインプットできるかはこういう場を経験しないと、見るだけじゃわからないので、今日は間近で見られた。

――まったく違うレベルだとは感じなかった?

もちろん負けたので、個人としてのレベルの差は感じたが、日本代表としては着実にレベルアップしていると思う。他のチームもレベルアップすると思うので、どうやって勝ちにつなげるか、チームの中で話し合って良くしていきたい。

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ