三重ホンダヒート、ホーム鈴鹿で2勝目ならず。サンゴリアスのプライドを前に惜敗 | ラグビージャパン365

三重ホンダヒート、ホーム鈴鹿で2勝目ならず。サンゴリアスのプライドを前に惜敗

2025/01/22

文●編集部


19日、ジャパンラグビーリーグワン、三重ホンダヒートはホスト・鈴鹿に東京サントリーサンゴリアスを迎え、3勝目をかけて戦った。前半、今季初勝利を目指すサンゴリアスに攻め込まれ、7‐18とリードして折り返すも、後半、相手のペナルティから数的優位の状況になるとWTB植村陽彦、NO8タンギバのトライで2点差にまで追いつく。

ただ、この試合でのヒートはペナルティが多く、サンゴリアスにPGを許し点差がなかなか縮められなかった。さらに未だ勝利がないサンゴリアスのディフェンスは強固だった。結局5点差のまま、試合終了のホーンがなったあと、サンゴリアスSO高本幹也にドロップゴールを決められボーナスポイントも獲得できず敗れた。

序盤5試合を2勝3敗で終えたヒート。キアラン・クローリーHC、パプロ・マテーラゲームキャプテンがここまでの戦いを振り返った。

パブロ・マテーラゲームキャプテン

パブロ・マテーラゲームキャプテン

三重ホンダヒート キアラン・クローリーHC

キアラン・クローリーHC

キアラン・クローリーHC


正直言うとまだがっかりしています。選手たちのパフォーマンスやエフォートの部分を残念に思っているんじゃなくて、結果に対して残念な気持ちです。前半のところでも相手にチャンスを与えてしまって得点を取られてしまった。

後半もディシジョンメイクのところであまりうまくいかず、最後ボーナスポイントさえ失ってしまって試合が終わってしまった。ただ週を通しての練習での姿勢やパフォーマンスというのは、今日プレーした選手だけじゃなくて、そうでない選手たちも良いパフォーマンスを見せてくれたので準備もうまくいっていたし、そういうところは次の試合にも活かされていくと思っています。

果敢なゲームメイクを見せたヒートSO中尾隼太

果敢なゲームメイクを見せたヒートSO中尾隼太


試合の中ではいい時間帯もありましたけど、それを一貫性を持って試合の中で発揮することが出来なかった。細かいところでいうと、ターンオーバーが起きたときのリアクションだったり、ブレイクダウン周りでもそうです。自分たちは残り20分で、20点リードしているような試合ができるチームではないと思っています。最後までやっぱり食らいついて、最後の最後で勝つというチームだと思っています。そういうチームですから、何か一つ改善しなければならないというよりは、全体的に、一貫性とプレーの精度をあげること大事だと思っています。

SH土永雷「今日負けてしまったので納得はいってないですけど、1試合1試合ですね」

SH土永雷「今日負けてしまったので納得はいってないですけど、1試合1試合ですね」


――序盤の5試合振り返って


初めの段階でもクボタであったり。サントリーだったり強いチームとの試合が今シーズンも合ったんですけど、次は東芝で、大きな選手がいるようなチームと対戦します。自分たちは良くなってきていると感じているので、引き続きこれからもチャレンジしていきたい。
チャレンジしていきたいこととしては、いいチームに対してどこまでのパフォーマンスを自分たちが見せることができるか。

2トライを決めたヒートNO8タンギバ

2トライを決めたヒートNO8タンギバ


1試合、1試合自分たちは目の前に集中してやっていくだけです。もちろんサントリーのレビューもしますけれども、レビューが終わればもう試合のことは忘れて、次の東芝のことを考えてやっていきますし、東芝戦が終われば次の日にレビューして試合のことは忘れていきます。そうやって1試合にかけて自分たちは戦っていくつもりです。もちろんこれからのこのコンペティションも拮抗してきているので結果的にも僅差の試合が多くなっていくでしょう。

三重ホンダヒート パブロ・マテーラゲームキャプテン

パブロ・マテーラゲームキャプテン

パブロ・マテーラゲームキャプテン


自分もHCと同じですが、負け方については自分もがっかりしてます。もちろんチャンスもあったし、その中でも自分たちが相手に簡単にポイントをあげてしまったが、自分たちはポイントを取るのに結構苦労したのでそういうことをしていると、こういったタイトな試合では勝てない。

準備の部分については、本当に勝つための準備をしてきて、しっかりできたと思っていました。姿勢であったり、そういった部分は今後も継続してやっていきたい。それにしても勝点なしで終わってしまったのは本当に残念でしかない。

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