21日、ジャパンラグビーリーグワン2024-25が開幕。昨年ディビジョン1に昇格したものの、厳しいシーズンとなった三重ホンダヒートはホスト・鈴鹿にリコーブラックラムズ東京を迎え開幕戦を戦った。試合終了間際に今シーズンからチームに加入した、SOマヌ・ヴニポラの逆転PGでヒートが勝利。ホストスタジアムに訪れたファンにD1昇格後、初めて勝利をプレゼントした。チームの大改革を進めている、キアラン・クローリーHCの記者会見コメントを余すところなくお伝えする。
キアラン・クローリーHC
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キアラン・クローリーHC
鈴鹿で勝利することができて嬉しいです。そして選手たちが最後まであきらめないで自分たちのパフォーマンスを取り戻したことにとても満足している。
最初の20分間は、我々は7つのペナルティで、自分たちにプレッシャーをかけてしまうことになった。だが前半の最後の20分間は、BR東京と互角に戦うことができた。後半は、基本的に戦い続けることができたし、最後に勝利を手にすることができた。とても嬉しいよ。チーム全体が、みんなが大きく貢献したからね。
――収穫と課題
今日の試合では、うまくいった点もあった。最大の反省点はやはり規律だ。20分間で7つのペナルティを犯してはいけない。最初の20分間は基本的にボールに触れなかった。だから、そこが一番の課題だ。パブロが言ったように、最大の収穫は、我々が自分たちのプレーに徹したことだ。自分たちのプレーに徹していたから、試合中に混乱することもなかった。
最後のペナルティがボックスキックからだったが、以前なら、そこまで走ってアドバンテージラインの後ろで捕まっていたかもしれない。自分たちを信じて最後まで戦い続けけたことによってボックスキックから出たペナルティーを、最後得点につないで試合を勝つことができたので、そのプロセスをどういう状況でも信じてやり続けるっていう部分に関しては、収穫だと思っています。
――今シーズンのテーマ、フィジカルとディフェンス
今シーズン最初の試合なので、フィジカルも、ディフェンスに関してもよかった時間も結構あったとは思っているが、ただペナルティーが多くて、自分たちが不利な状況に自分たちで追いやってしまったっていう部分がちょっとあります。 さっきも言ったように前半で7つのペナルティを犯したので、ディフェンスのハードワークは引き続きやっていくしかない。
フィジカルでいえばディフェンスが非常に良かったから、フィジカル面で強くなったと思う。我々のモールドライブはまずまずうまくいったので、何度かドライブからプレッシャーをかけることができた。そして、相手は最終的に得点したが、ドライブディフェンスとディフェンスの一部はかなり良かった。彼らに何度もチャンスを与えてしまったのは、規律のせいだ。