8日、日本代表強化プログラム「ジャパントレーニングスコッド（JTS）」が高校日本代表と合同練習を都内で行った。JTSとして招集されたWTB白井瑛人（明治大）が練習後取材に応じた。
WTB白井瑛人（明治大学）
――エディーさんやコーチから言われていることは？
WTBで大外で待っているだけじゃなくて、ライン参加とか、9番からボールをもらってボールタッチのところでハードワークしなきゃいけないという話はいただきました。（1on1ミーティングは）2回くらいやりました。
――代表のHCと1on1をやるという経験はどういうプラスになります
そうですね。やっぱり自分の現在地みたいな、世界レベルで自分を見たときにまだ何がたりないとか、ここは逆にいいんじゃないかみたいなのを言われるので、そこを伸ばしていこうみたいな感じですね。一人一人よく見てもらっているなと感じます。
――強みは？
ハイボールの部分であったり、フィジカルの部分であったり、WTBでもしっかりラインコントールできたりというところは良いと言われています。
――「侍スタッツ」という部分については？
動き的なところでは上からの映像とかで、チームが目指している「ゴールドエフォート」に対して、いい動きをしたというフィードバックなどはもらえます。僕はまだ試合では1回しかできなかったんですが、1人が2回、3回出来たほうが世界で勝てると言われているのでまだまだ足りないなと思っています。
――パナソニック戦には出場した？
はい。60分くらい出場しました。パナソニックは強かったですけど、自分たちも通じるところもありました。チームが出来たばかりでも通じるところがあったので、それが大きな収穫かなと思います。
――どのあたりが通用しなかった？
やっぱりフィジカルの部分ですね。チャレンジャー精神というか、感情的な部分をもって挑めたのは良かったんですけど、やってきたことの遂行力みたいなものがちょっとかけていたのでそこはこれからかなと思います。
――ポジションはWTB？
一応どっちでもという感じですが、CTBは選手層も厚いんで。あの人達が怪我したら入るんじゃないかなと思いますけど。与えられたところでしっかりやるというイメージです。
――エディーさんが卵を投げるパスのセッションがあったと言われていましたが
そうですね。まず第一に思いやりをもって相手にボールを与えるというもので、自分たちはボールのことを「宝」と呼んでいるんですけど、簡単にロストしないとかそういったイメージで名前を呼んで卵を優しくなげるというか、雑に投げたら落としちゃうといわれるので、それをやりましたね。練習というか、ミーティングが終わってみんなで輪になってホテルの中でやりました。
（海老原）琥珀からエディーさんに投げたところで、エディーさんが普通に落としました（苦笑）。
――エディーさんが落として割れたときはどんな雰囲気？
みんな笑っていますけど、まずは誰が片付けるんか？というふうにはなりましたね。
――今回高校代表と合同練習したのは
（桐蔭学園の）後輩たちとは本当に久しぶりに会ったので、成長したなと思います。自分も去年、高校代表の立場だったので、ディフェンスの難しさとかいろいろ、そのディフェンスを知っているからこそ、いいアタックができたので結構楽しかったですね。
＊2月の合宿
――高校代表のディフェンススタイルは変わっていない？
軸は変わっていないなと思います。あとは人材によって、チームの色とかもあると思うんで、わからないですけど。
――JTSを経験できていることについて
JTSは世界を知るためのものと思っているんで、日本人だから世界に通用しないとかそういうことは全くないので、日本人でも世界に通じるレベルということで、学びが多いかなと思います。やっぱりJTSはエディーさんがいるというところは魅力的なところだと思います。自分の場合、U20でもエディーさんと関わっていなかったので。
――エディーHCは代表出場はBKの方が早いんじゃないかという発言もしていました
僕はWTBなんですけど、その身長とかも全然ないんで、ハードワークというか運動量的なところではまだ代表レベルではないと思っているんで、また成長しなきゃとは思っています。
まずはJTSの活動を通じてU23にセレクトされるというところを目標にしています。
――1年間WTBでの経験をしてみて
これまでは12番で内側のプレーヤーだったので、正直、外側の経験は全く無かったので、何をしてほしいとか、CTBに戻ってもWTBの気持ちもわかりますし、他のポジションをやることでプレーの幅も広がったと思います。
