日本代表強化プログラム「ジャパンタレントスコット」が高校日本代表と合同練習。麻田一平コーチ「今年はよりワールドクラスを目指す」と伝えている | ラグビージャパン365

日本代表強化プログラム「ジャパンタレントスコット」が高校日本代表と合同練習。麻田一平コーチ「今年はよりワールドクラスを目指す」と伝えている

2025/03/08

文●編集部


3月8日、エディー・ジョーンズHC肝入りの日本代表育成プロジェクト「ジャパンタレントスコットシステム」が高校日本代表との合同練習を都内で行った。超速ラグビーをかかげる日本代表は、昨年、大学生の矢崎由高を代表に抜擢。テストマッチを経験させ、年齢に関係なく代表強化選手をセレクションすることを示した。

この日は、イングランド遠征を迎える高校日本代表とアタック&ディフェンスを行い圧倒した。練習後にJTSを束ねる麻田一平コーチに話を訊いた。

JTS 麻田一平コーチ

今日は5回目になります。最初は初めて会ったメンバーだったので、静かな雰囲気だったが、練習、ミーティングなどグラウンド外で選手が話すようになってコミュニケーションが取れるようになってきた。練習はエディー(・ジョーンズHC)さんが全部見ているので、良い練習ができるようにアドバイスをもらっています。


――メンバーは固定していく?


4月の遠征に向けて、今、セレクションの段階なので、ケガやコンディション不良の選手がいる中で、ベストの33~34人を毎回選んでいる。セレクションが終わったら、オーストラリア遠征の35名が決まる。(コンディションが回復した選手が遠征に参加することがあるのか)練習の強度や試合のできる状態が絶対条件になります。次の合宿が終わったら、4月のオーストラリア遠征のプレキャンプのメンバーが決まります。

――2月末、ワイルドナイツと試合をしましたが


試合を通じて、通用した部分は自信になりましたし、自分たちはオーストラリアでの3試合で勝つことが目標なので、そこまでの強度まで上がっていないと感じた部分もあったが、良い方向にいっていると思います。


――JTSのスローガンやコンセプトは?


スローガンみたいなものはないですが、やはり、(コンセプトは)JTS世代のメンバーがワールドクラスになって、早く日本代表になれるようにコーチングスタッフ、マネジメントがいっしょになって選手を育てていく。ジャパンがやっていることと全く同じです。


――追加の選手を呼んだ意図は


最終的に50人発表しましたが、50人以外のところで候補の選手を把握しています。日本代表で取っているサムライスタッツがあって、何回キャリーして、何回良いゲインしたかなど数値化しているものと、実際のプレーを見て判断しています。(サムライスタッツとは)簡単にいうとポジティブアクションとネガティブアクションがあって、ボールを持っている選手がゲインしたらポジティブアクションで、落としたり下げられたりしたらネガティブアクションで、その足し引きでポイントになります。

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