26日、ラグビー日本代表は今シーズンの活動を総括する会見を行った。エディー・ジョーンズHCと永友洋司チームディレクターが登壇し、チームの現状。2027年のワールドカップにむけてチームの強化をどのようにしていくかを話した。余す所なくお伝えする。
試合そのものに関してはこの12ヶ月で大きく変化している

永友洋司チームディレクター(左)とエディー・ジョーンズHC(右)
日本代表にとって最初の1年が終わりました。当初申し上げたように、2027年のラグビーワールドカップに向けた目標を新たに立て直さなければなりませんでした。最初の年が終わった今、私たちはどのような状況にあるのでしょうか?
確かに、世界のトップ4カ国との間には大きな差があることは承知しています。しかし、今年、新たに20人もの選手が日本代表のキャップを手に入れました。そして、そのうちの何人かは、日本代表の主力選手に成長するだろうと確信しています。
試合の結果については、もちろん非常に残念ですが、現状と目標との間にはギャップがあります。私たちはただひたすら努力を続けるしかありません。そして、私たちをそこに導いてくれるのはハードワーク、忍耐、そして一貫性と選択です。
2027年のワールドカップに向けて、500~600キャップを誇るチームを育成する必要があります。現在、私たちは200キャップのメンバーでチームを組んでいますが、その経験不足が試合の重要な局面で露呈しています。一瞬の判断ミスが相手チームに得点をもたらし、その影響はほぼダブルスコアに匹敵します。ですから、私たちはそれらに取り組んでいく必要があります。試合そのものに関しては、この12か月でラグビーは大きく変化しています。
ヨーロッパのラグビーのレベルを今ご覧になれば、激しいブレイクダウンやボールの空中戦における強烈な競り合いなど、改善すべきスキルがすべてお分かりになるでしょう。私は今後3年間でそれを実現できると確信しています。