新しい「ジュニア・ジャパン」がスタート!初戦のトンガ戦に勝利―パシフィック・チャレンジ2016 | ラグビージャパン365

新しい「ジュニア・ジャパン」がスタート!初戦のトンガ戦に勝利―パシフィック・チャレンジ2016

2016/03/10

文●編集部


U20世代の代表チームの強化試合である「ワールドラグビー・パシフィックチャレンジ2016」の開幕戦に「ジュニア・ジャパン」こと日本代表がトンガAチームと対戦し、見事26−6で勝利した。キャプテンにはNTTコムの金正奎をキャプテンに、LO小瀧尚弘(東芝)、CTB中村亮土(サントリー)など、トップリーグの選手も加わり、新生「ジュニア・ジャパン」にとっても開幕戦となる試合を白星で飾った。

STARTING MEMBER

試合はトンガに先制を許すも、19分にWTB安田卓平(同志社大学1年)のトライとCTB中村亮土(サントリー)のコンバージョンで逆転すると、25分に中村のPGでリードを広げ10−8とリードして後半を迎える。

後半開始早々にNO8ファウルア・マキシ(天理大学1年)のトライでさらにリードを広げると、試合終了間際にNO8井上 遼(明治大学1年)のトライで勝負あり。後半トンガに得点を許すことなく、ノーサイド。26−8で勝利した。

 

「新しいジュニア・ジャパンが始まった」ー中竹竜二ヘッドコーチ

ジュニア・ジャパンとしてこの大会に出場するようになってから、この試合で初勝利をおさめたことに関してはとても嬉しく思っている。一方で、初戦だったということもありまだまだ課題は多く残った。ボールを持ち込んだ時に簡単にターンオーバーされたり、ファーストタックラーが飛び込んで(タックルを)外されたり、国際試合では起こりがちなミスが起こった。逆に言えば、この課題を克服すればさらなる成長ができるという可能性も見えた。

残り 3 試合あるが、今日の勝利に満足せず、さらなるステップアップを皆で目指していきたい。今年は U20 世代の選手だけではなく、トップリーグチーム所属選手などの年齢制限を超えた選手も加わり、新しいジュニア・ジャパンとして戦うことができている。今はお互いに学び合い、世代を超えて一つのチームになっていっている段階。これからが楽しみ。

 

「初勝利はプラスに。ただ今日の試合ではフィジー・ウォーリアーズには勝てない」ー金正奎キャプテン

初戦ということもあり、うまくいかないこともたくさんあったが、結果的には勝つことができた。ジュニア・ジャパンとしては初勝利ということで、その点に関してはプラスに捉えている。ただ残り 3 試合あり、次のフィジー・ウォリアーズ戦は、今日のような内容では絶対に勝てないということは選手全員が分かっている。まずはリカバリーをして、タフな試合に向けての良い準備をしていきたい。

特にチャンスの場面で(トライを)とりきれなかったことがトンガ A 戦の一番の課題なので、修正したい。オーバーエイジの選手も、今回の試合では自分の色を出して良いパフォーマンスをできたので、U20 世代の選手たちに良い刺激を与えられたのではないかと思っている。桜のジャージーを着られるということの重みを選手全員がしっかり理解して、次の試合も必ず勝ちたい。

 

勝利したジュニア・ジャパンは12日、フィジー・ウォーリアーズと対戦する。

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