日本代表・宮崎合宿招集メンバーが発表。エディー・ジョーンズHC会見全文を再翻訳!メンバーセレクションの意図と今シーズン目指すことは | ラグビージャパン365

日本代表・宮崎合宿招集メンバーが発表。エディー・ジョーンズHC会見全文を再翻訳!メンバーセレクションの意図と今シーズン目指すことは

2025/06/13

文●編集部


16日から宮崎で始まるラグビー日本代表の合宿に向け、メンバー37名が発表された。今回の選出には、リーグワン・プレーオフに進出したチームから18名が含まれ、リーグワン連覇を達成したリーチマイケル(東芝ブレイブルーパス東京)も名を連ねた。

また、ノンキャップの選手としては、PR紙森陽太やHO江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、HO佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)らが選ばれた。また、エディージャパン初選出となる、FLジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、SH福田健太(東京サントリーサンゴリアス)、WTBメイン平(リコーブラックラムズ東京)らも招集された。

エディー・ジョーンズHC

エディー・ジョーンズHC


2年目の(日本代表)スコッドの発表ですが、昨年のメンバーよりも今年のメンバーの方が強いと感じています。私は個人的に、日本の有能なラグビー選手たちについて、より深い知識と認識を得たと感じています。

残念ながら、13人の非常に実力のある選手が選出できませんでした。その一方で、他の選手たちにチャンスが回って来ました。メンバーをご覧いただければわかりますが、このスコッドには16人のノンキャップ選手がいます。

しかし、現時点では昨年よりも少し層の厚さが増していると思います。これが、ワールドカップに向けて構築しようと努めているものです。毎年、ポジションごとに層の厚さを増やし、ワールドカップまでに各ポジションに3、4人のレベルの高い選手を揃えることを目指しています。

これからウェールズ代表戦までの3週間の準備期間を楽しみにしています。その1週間前には、実際の試合時間を増やすことが必要な選手たちがプレーするマオリ・オールブラックスとの試合があります。チームを一つにまとめ、北九州でウェールズ代表と素晴らしいラグビーの試合ができることを楽しみにしています。

小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)

小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)


――フロントローですけども、非常にこう超速に長けたような選手も出てきてますけど、セットプレーのところを少し課題かなと思って見てたんですけども、第一列の選手についてはどう見ていますか?


残念ながら、岡部選手が怪我で離脱してしまいました。彼は昨年、チームにとって重要な選手でした。本当に良い強いルースヘッドで、残念ながら(オペティ・)ヘルも参加できません。タイトヘッドに関しては、リーグワンで為房が本当に良い働きをしていると思います。昨年はクボタでベンチから5試合に出場した選手ですが、今年は複数回先発出場しています。岡部選手が不在のため、ルースヘッドのポジションに空きができました。

これにより紙森、木村、小林の3選手にチャンスが巡ってきます。私たちはこの3選手をトレーニング環境に組み込み、どこまで成長させられるかを見極めたいと考えています。

特にウェールズ代表戦では、セットプレーの均衡が非常に重要になります。そのため、ボールを素早く奪い、スクラムを粘り強くできるようにスクラムを強化する必要があります。ウェールズ代表は伝統的にスクラムに強さを誇っています。そのため、スクラムは重要なポイントとなるでしょう。

ラインアウトに関しては、原田とワーナーは、特にリーグワンレベルで、非常に良いコンビネーションを築き上げました。したがって、特にウェールズ代表とのシリーズ最初の試合で、その連係力を生かすチャンスになるかと思います。

プレミアムコラム

この記事の続きを読む。

購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。
メールアドレス
パスワード

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ