サクラフィフティーン、初戦アイルランド戦メンバーが発表!レスリーHC、長田いろはキャプテン、LO佐藤優奈、SO大塚朱紗が話すチームの現在地 | ラグビージャパン365

サクラフィフティーン、初戦アイルランド戦メンバーが発表!レスリーHC、長田いろはキャプテン、LO佐藤優奈、SO大塚朱紗が話すチームの現在地

2025/08/23

文●編集部


22日、サクラフィフティーンが世界8強入りを目指す「女子ラグビーワールドカップ2025・イングランド大会」初戦・アイルランド戦のメンバーを発表した。

女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会、アイルランド代表戦試合登録メンバー


1 加藤幸子(アルテミ・スターズ 25) 30Caps
2 公家明日香(アルカス熊谷 30) 22Caps
3 北野和子(PEARLS 25) 22Caps
4 佐藤優奈(東京山九フェニックス 26) 24Caps
5 吉村乙華(アルカス熊谷 24) 29Caps
6 川村雅末(アルテミ・スターズ 26) 22Caps
7 長田いろは(アルカス熊谷 26) 40Caps
8 齊藤聖奈(PEARLS 33) 50Caps
9 津久井萌(アルテミ・スターズ 25) 42Caps
10 大塚朱紗(アルカス熊谷 26) 36Caps
11 今釘小町(アルカス熊谷 23) 30Caps
12 弘津 悠(ナナイロプリズム福岡 24) 17Caps
13 古田真菜(東京山九フェニックス 27) 36Caps
14 松村美咲(東京山九フェニックス 20) 13Caps
15 西村蒼空(PEARLS 24) 21Caps

《リザーブ》
16 谷口琴美(アルテミ・スターズ 30) 26Caps
17 峰 愛美(日体大4年 21) 12Caps
18 永田虹歩(PEARLS 24) 29Caps
19 櫻井綾乃(アルテミ・スターズ 29) 23Caps
20 細川恭子(PEARLS 26) 17Caps
21 阿部 恵(アルカス熊谷 27) 32Caps
22 山本実(横浜TKM 28) 38Caps
23 畑田桜子(日体大4年 22) 9Caps

イタリア戦からの先発変更は11畑田→今釘の1人だけ。今釘は4月のアメリカ戦以来の先発復帰となる。先発のFL長田いろは、No8齊藤聖奈、SH津久井萌、リザーブのSO山本実の4人は2017、2022に続くワールドカップ3大会連続、PR加藤幸子、北野和子、LO佐藤、吉村、FL川村、SO大塚、CTB古田、WTB今釘、リザーブのHO谷口、PR永田、FL細川、SH阿部は2022年に続く、リザーブLO櫻井は2017年に続く2大会連続出場となる。

メンバー発表会見でのレスリー・マッケンジーHC、長田いろは主将、LO佐藤優奈、SO大塚朱紗のコメントは以下の通り。

レスリー・マッケンジーHC

「いよいよワールドカップということで緊張感と興奮が高まっています。これまではトレーニングとリカバリーを繰り返してきて実感はなかったけれど、今夜の開幕戦イングランドvsアメリカを見たら、大会が始まった実感がわいてくると思う。プレーヤーたちはコーチが提示した準備のディテールをすべてこなしている。素晴らしい。彼女たちの準備を誇りに思います」


――この大会に向けた準備について


「私たちが前回大会からの3年間、積み重ねてきた努力によっていかに成熟してきたかを見せるチャンスだと思っています。強化のプログラムとして成熟したし、チームとしても個々の人間としても、マネジメントの面でも成熟して、相手にプレッシャーをかける部分でも3年前より大きく進歩した。先日のイタリア戦は望んだ結果ではなかったけれど、現実を知るうえで良いパンチをもらい、良いレビューができた。そこから良い準備ができていることを体感温度として感じています」

――アイルランド戦のメンバー、マインドセットについて。


「私たちのチームは実力・実績のある選手が揃っている。こちらに来ている32人の選手全員がいい形で準備で来ていて、ライバルとして試合出場を争う中でレベルアップして、良い準備ができた。
ワールドカップのプール戦がこの順番で3か国と対戦することは3月にこのチームが集合した時点から意識していたこと。この試合は退会のカギを握る試合であり、この大会を戦う我々のスタンダードを決める試合になる。私たちはこの試合に勝つための準備を重ねてきたし、ジャパンはどんな存在なのかを世界に示すチャンスだと考えています」

レスリー・マッケンジーHC

レスリー・マッケンジーHC



――今回のチームは経験豊富な選手と若い選手が組み合わされています。


「ワールドカップはワールドカップ。他とは違う大きな大会です。私たちのチームの3分の2はワールドカップを経験している。これは強みだと考えています。たとえばブラジルは今回が初めてのワールドカップだし、アイルランドは2大会ぶりだけど選手は全員が初めて。そういうチームにとって、この大会ではこれまでと違った感情に襲われると思う。私たちはワールドカップを経験しているし、このチームで長い時間を過ごして準備をしてきたことも強みになっていると思います」


長田いろは主将

長田いろはキャプテン

長田いろはキャプテン


「イタリアから移動してきて、いい準備ができていて、自信のある状態です。日本で重ねてきた練習、合宿、準備してきたことをすべてぶつけてアイルランドを倒したいと思います」


――アイルランドに勝つという自信の根拠は?


「今回は準備の段階でここまでの試合経験、練習の質と量、コミュニケーションの質と量、すべての面でどんどん良くなっていて、自分たちも自信を感じています。具体的にはスキルの高さ、オプションの多さ、キック、ラン、パス、セットプレーを含めたスキルの面でもすべてのディテールにこだわって作ってきたことに自信を持っています」


――3回目のワールドカップ出場について


「個人的には3回目のワールドカップに出場できることは嬉しいことだし、しかもキャプテンとしてこの舞台に立てることは嬉しいです。1回目と2回目のワールドカップではプレッシャーを感じてしまってあまり良いパフォ-マンスができなかったけど、今回は少し余裕のある状態で臨めているかな。試合が楽しみです」

LO佐藤優奈

佐藤優奈(左)、大塚朱紗(右)

佐藤優奈(左)、大塚朱紗(右)


「まずワールドカップ初戦のメンバーに選ばれたことを嬉しく思います。この試合に出たかった人は他にもいるので、その人たちの思いも背負って試合に臨みたい。試合では、ゼネラルなプレーではアタックでもディフェンスでも体を張って前に出ること、FWとしてはラインアウトはアイルランドも得意にしている部分なので、そこで負けずにこちらからリードして、チームに良い流れを作っていけるようにしたい」


――自信を持てる根拠は。


「まずチームの雰囲気として、前回の退会では全体的にそわそわしていたけど、今回はオンオフをしっかり切り替えられて、良い意味でゆったりしている。これまでやってきたことへの自信もあるし、試合で何をしなければいけないかも明確になっていて、あとはやるだけ。それと、ここまでの2年間、テストマッチを戦って結果を残してきていることへの自信が自分たちの強みになっていると思う。FW戦ではセットプレーで相手にコントロールされるんじゃなく、自分たちでコントロールして主導権を握っていきたい」

佐藤優奈

佐藤優奈


――日本からの応援は届いていますか?


「こちらに来てからはあまりSNSもチェックしていなくて、メッセージもあまり開けていないんですが(笑)、いろいろな方から『頑張ってね』『応援しているよ』と言っていただけているのはすごく嬉しい。期待に応えられるように頑張ります!」

SO大塚朱紗

大塚朱紗

大塚朱紗


「メンバー発表を聞いたときは率直に嬉しかったです。アイルランドとの試合では、自分がしっかりチームをドライブしていかないといけない責任があるし、アタックでもディフェンスでも体を張り続けたい。前回大会ではスコアを取り切るところが課題として残ったので、今回はスコアを取り切ること。チームのモメンタムを作ってしっかりスコアにつなげていきたい」


――チームの自信について。


「チーム全員が同じ方向を向けているので、いい雰囲気でできている。Bkは細かいコミュニケーションスキルの部分を重点的にやってきたことでミスが減ってきて、それが自分たちの自信につながっていると思う」


――BKとしての抱負を。


「ハードワークをし続けることとスコアすることです。特にBKは、アイルランドにスコアで負けないことが大切だと考えます」


――日本からの応援の声はどのように届いていますか。


「私のところにも家族や友達、ファンの皆様から『頑張れよ!』『期待してるよ』というメッセージをたくさんいただいています。本当に、勝ってよい報告をしたいと思っています!」

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