4日、NTTジャパンラグビーリーグワン、ディビジョン1は最終節が行われた。昨年優勝したクボタスピアーズ船橋・東京ベイはすでにプレーオフ進出はできないが、プライドをかけて開幕節で敗れた東京サントリーサンゴリアスと対戦し、45-26と大勝し、今シーズンを終えた。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ フラン・ルディケHC
今日の試合はストロングフィニッシュで終える、今シーズンやってきたクボタウェイを結果につなげるという中で2チームがいいラグビーをして、いい試合、いい結果につながった。特にベンチのインパクトメンバーがしっかり仕事をしてくれた。(彼らが)得点に変えてくれたことが試合に勝てた要因だと思います。
CTB立川理道キャプテン
試合を80分、コントロールできるところをコントロールしていくことが今日の試合のテーマでした。23人で戦うことをしっかり意識してできた。暑くてタフなコンディションの中で、一人一人出し切った中で、後半突き放すことができた。こういう試合ができたことは自信になりました。これでシーズンが終わってしまうのが寂しく思える出来だった。
これをシーズン最初からできるようなチーム作りをしたい。今季、いい学びがあったので、今季の結果をしっかり受け止めて次につなげていきたい.
――トップ4入りの可能性はなくなったが、最後、順位を考えて勝点5取って終わらせたかった?
ルディケHC ポジティブなこと、機能してきたことを強調して練習してきた。クボタウェイ、DNAを80分出せたので今日の試合はいい気分だった。
――山﨑選手の活躍について
立川 クロスボーダーあたりから試合に出ていて、BK3は熾烈なポジション争いがありますが、無視できないパフォーマンスを常に出していたから、掴み取ったポジションだと思います。しっかりと自分の強みを出してくれた結果が、良いパフォーマンスにつながっている。チームの中でいい競争があって、試合に出たら良いパフォーマンスが出せるのはチームにとってはいい傾向だと思う。出場した試合はいい影響を与えたと思います。
――結果的に4位と勝点5差です。接戦も多かったが……
ルディケHC シーズンを振り返ると接戦が多くて、ラストプレーのところで結果につながる直接的なプレー、ベーシックなプランなどを、来シーズンにつなげていきたい。
立川主将 接戦が多くて、勝ち切れた試合が少なかったと思うので、ゲームの大事な時間帯、プレッシャーがかかる時間で、チームの軸となるものを全面に出せるとチームは勝てると思う。サントリーは接戦を勝ってきてプレーオフをつかんだと思う。
チーム力の差は少なくなっているが、トップ4に行ける、行けないチームの差はそこにあると思うので、プレッシャーがかかる試合で、強みを最後まで出すということは今季、学んだことだと思う。プレッシャーがかかるとチームではなく一人一人で戦ってしまうときもあったので、しっかり、そういったことを修正して来季につなげたい。
――プレッシャーがかかる時間帯に来季、どうしていきたい
立川主将 今季を振り返る時間も大事だと思うし、明日も練習試合がある。1週間くらいしっかり振り返って、来季も続けていったほうがいいいもの、しっかり改善した方がいいもの、個人、個人が持っているものもあると思うが、ある程度、まとめて来季に活かしていくミーティングをやっていきたい。来季のスタートはここからですね。
――PR為房選手のパフォーマンスについて
ルディケHC かなり、かなりポジティブなところです。今季、序盤でケガがたくさん出て、キープレイヤーを失った中で、言い訳なしでやってきて、若手の成長は大きかった。為房以外もFW、BK問わず、いい選手が出てきている。為房のことは誇りに思うし、才能を見せてくれている。あのような日本人選手が早い段階でメンバーに入って来ることが、日本ラグビーにとって必要なことだと思います。