9日、NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24がついに開幕した。相模原ギオンスタジアムでは、三菱重工相模原ダイナボアーズと花園近鉄ライナーズが対戦した。毎回接戦が繰り広げられる2チームの戦い、開幕戦ということで7,852人と多くの観客が訪れた。
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野中翔平キャプテンを先頭にライナーズが入場
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ウィル・ゲニア
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岩村昂太キャプテン
ダイナボアーズは今シーズンからジョー・マドックアシスタントコーチをアタック担当として就任。ボールを大きく動かすアタックがこの試合も冒頭から炸裂した。それに対して、花園ライナーズは向井昭吾氏が監督に就任。昨年ディビジョン1ワーストの失点だったライナーズのディフェンスを徹底的に見直し、その成果がこの試合でも見られることとなる。
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前半6分SOジェームス・グレイソンのPGでダイナボアーズが先制
先制したのはダイナボアーズ。マット・トゥームアの欠場により、急遽11月に加入したU20イングランド代表・SOジェームス・グレイソンがPGを決める。グレイソンはロングキックで自陣でPKを獲得しても敵陣深くまで蹴り込みチャンスを作る。前半15分、ダイナボアーズは敵陣22mに入ってボールをキープ。グレイソンからWTB奈良望へのパスが通ってトライかと思われたがスローフォワードとなり、トライならず。
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グレイソンからWTB奈良望へのパスはフォワードパス
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ダイナボアーズのアタックに対して、ライナーズはゴールラインを背にディフェンスでトライを許さない.