三重ホンダヒート所信表明会見―キアラン・クローリーHC「トップ6に入る!80分間の一貫性を大事にしていきたい」 | ラグビージャパン365

三重ホンダヒート所信表明会見―キアラン・クローリーHC「トップ6に入る!80分間の一貫性を大事にしていきたい」

2024/12/04

文●野辺優子


12月3日(火)、ディビジョン1で2シーズン目となる三重ホンダヒートが東京・Hondaウエルカムプラザ青山で「NTTジャパンラグビーリーグワン 2024-25」開幕に向けた所信表明イベントを行った。

ファンやメディアを集めて、チームを率いて2シーズン目となる、国際経験豊富なキアラン・クローリーHCがプレゼンテーションを行い、下記のように抱負を語った。

昨シーズンのレビューはチーム全員で

「シーズンが始まるまで後二週間ほどとなりました。フィールド上フィールド外でいろいろな準備をしてきています。今まで『Heat Way』というスローガンを掲げてやってきています。

それは自分たちがチームとしてどういう方向性で、どういう道を歩いていきたいかっていうものを示しています。 そして、夢に向かって結束して自分たちが前に進んでいくことも表しています。そして今年は(スローガンとして)『Rise Up』という言葉があり、それに関しては自分たちの強い思い、決意というもので、尊敬を得たいっていう思いから来ています。そして自分たちの目の前に立ちはだかっているチャレンジを乗り越えていくっていう意味でもあります。

キアラン・クローリーHC

キアラン・クローリーHC


昨シーズンのレビューはチーム全員で関わってやってきました。初めてのディビジョン1のシーズンはチャレンジングであり、ユニークでしたがポジティブなこともありました。
それはチームカルチャーです。その中でも特に自分たちの姿勢であり、パッションでありっていう部分はとてもポジティブなものとして上がってきました。 それは自分たちがディビジョン1でやるための回復力や耐久性というものを示していると思います。

その中でも環境、常にラグビーをプレーするための環境は整っていると思っています。そしてHondaの会社からのサポートにより、選手たちはよりラグビーに集中できる関係環境にあります。 昨シーズンを通して改善されつつあったっていう部分に関しては、フィールド上でのパフォーマンスが上がってきました。

初めの方には大敗してしまったゲームっていうのが重なってしまっていたんですが、シーズン終盤になっていくにつれて、自分たちはもっと競争できるようなチームになっていたと思います。 それでももっと改善しないといけないという大きなポイントも出てきました。

一つは、フィールド上でのフィジカルです。リクルートやストレングスコンディショニングのプログラムに選手を入れることによって、その部分も改善できるというふうに考えています。

もう一つレビューから出てきたものは勝者のマインドセットです。そのマインドセットっていうものは、プレッシャー下の中でも一貫性を持ってパフォーマンスできる能力。 瞬間、瞬間での自分たちの実行力というものも入っています。

2024-25年のシーズンは、他のチームからリスペクトされるチームになりたい。もう一つ自分たちがフォーカスとして挙げていきたいのは、ホームグラウンドでのパフォーマンスです。それはチームの強力な結束力から生まれるというふうに考えています。

ホンダのアイデンティティとしても「自分たちはポジティブにユニーク」に戦っていきたい。


80分間を通しての耐久力であり、フィジカルの部分。 規律の部分に関してもとても練習してきています。 ディフェンス面で言うと、リーグワンの中でトップ4に入りたいと考えています。 ホンダのアイデンティティとしても、自分たちはポジティブにユニークに戦っていきたい。

それをするためには、自分たちがコントロールできない部分、天候やケガであったり、レフリーのレフリングであったりっていうところでの対応力というのも求められていると思います。 セットピースのところにもフォーカスをあてています。その中でも先ほど申し上げたように、80分間の一貫性というものを大事にしていきたい。


多くの新しいメンバーが今年チームに加わって参りましたが、新しい選手とスタッフの素早い統合というものは実現しました。自分たちはエキサイティングラグビーというものを掲げてやっていきたいというふうに思っています。 自分たちは革新的に、果敢に戦っていきたい。そして努力も忘れずに戦っていきたい。

もちろん私たちには今シーズンはトップ6に入るというゴールがあります。それはでも最終的な結果だというふうに考えていて、コーチ、スタッフ、選手たちはそれぞれプロセスについて考えてやっています。 シーズンがとても楽しみです。 その中でも自分たちのサポーターたちが誇りに思ってくれて、誇りに思ってくれるようなパフォーマンスを出せることを願っています」

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ